THE X-CHAPTERS / Xチャプター

米国から本の話題をお届け

NYタイムスマガジン掲載の小川洋子さんのエッセイ、原爆の記憶をつなぐ文学の紹介と美しい文章に涙・・・でも読者のコメントが・・・

『博士の愛した数式』などで知られる作家小川洋子さんのエッセイが2020年8月6日付でニューヨークタイムズ・マガジンに掲載されました。 「How We Retain the Memory of Japan’s Atomic Bombings: Books(日本の原爆の記憶をどうやってとどめておくか:本)」…

Netflixのドラマで再評価、FBIの犯罪プロファイリングの先駆者による回顧録にして70-80年代の米国凶悪犯罪のクロニクル『Mindhunter(日本語題:マインドハンター FBI連続殺人プロファイリング班)』(by John E. Douglas, Mark Olshaker)

To understand the “artist,” you must study his “art.” (「芸術家」を理解したいなら、その芸術家の「芸術」を理解しなくてはならない。)(-snip-)There is no substitute for experience, and if you want to understand the criminal mind, you must …

一組の男女の20年間を、毎年彼らの7月15日だけで綴った愛と友情と成長の物語『One Day (日本語題:ワン・デイ) 』(by David Nicholls)

英国の作家/脚本家デイヴィッド・ニコルズによる三作目の小説。本国では2009年刊行、その後アメリカなど外国でも大ヒットし、2011年にはアン・ハサウェイとジム・スタージェスが主演した映画版も公開。One Day作者:Nicholls, David発売日: 2010/02/04メディ…

自閉症を美化し過ぎでは? 自閉症はどこから来てどこへ行くのかに迫った渾身のノンフィクション 『Neuro Tribes(日本語題:自閉症の世界)』(Steve Silberman)

この本の著者スティーブ・シルヴァーマンはシリコン・バレーの科学・テクノロジー系のライター。 2000年代に、彼はシリコン・バレーの伝説の開発者やその家族に自宅取材を申し込みますが、二回続けて同じような返答をされます。「自宅には自閉症の子供がいる…

2020年ピューリッツァー賞受賞! "Black Lives DON'T matter"時代のフロリダの少年院で、自由を夢見た黒人少年たちの物語『The Nickel Boys』(by Colson Whitehead)

2019年7月刊行のコルソン・ホワイトヘッドの9作目の本。The Nickel Boys: Winner of the Pulitzer Prize for Fiction 2020 (English Edition)作者:Whitehead, Colson発売日: 2019/07/16メディア: Kindle版 2016年の『Underground Railroad(日本語題:地下鉄…

キング家長男ジョー・ヒル作、血ドバドバ涙ボロボロ目玉と首ゴロゴロのホラー+ダークファンタジー+青春マンガ『Locke & Key (日本語題:ロック&キー)Vol.1-6』(Story by Joe Hill, Illustrated by Gabriel Rodriguez)

ジョー・ヒルが作話を担当し、漫画家ガブリエル・ロドリゲスと組んだコミック・シリーズ『Locke & Key (日本語題:ロック&キー)』の全6巻を読みました。 ジョー・ヒルは、徐々に徐々に人気が出てきて「スティーブン・キングの息子」という前置きがされなく…

M・アトウッド、サルマン・ラシュディなど著名文化人たちが「みんななんかコワいよ・・・言論の自由はどこ行った?」と公開状発表! J・K・ローリングは入れないほうよかったんじゃないの

米国だけでなく世界中で弱者や少数者の権利擁護の運動が高まる中、それらの問題に少しでも意義を唱えたり、議論を求めたりすることも許さない空気も蔓延。これでいいのか?と文化人たちが声を上げました。が、お騒がせさんも入っていて、その声はまっすぐに…

ハリポタ作者J・K・ローリング絶賛炎上中! もはや性の多様性の問題ではなくなっているような・・・

炎上。英語では「be under fire」が一番近い表現でしょうか。 言わずと知れたハリー・ポッター作者のJ・K・ローリングさんが、トランスジェンダー関連の発言で先月からアンダーファイアーで、いまだ鎮火せず周辺に燃料が撒かれて火が燃え広がっている感じで…

文学=暗い? ジョジョ・モイーズさんと英紙ガーディアンの読者が「ハッピーな文学」を探す!!

悲しくて気が滅入る題材ばかりで飽き飽きしています。でもラブコメ本じゃないものが読みたい。文学作品でハッピーな小説ってありますか? (56歳、匿名、ニューヨーク) I’m tired of sad and depressing themes, but want something that’s not a romcom in…

なぜか抗議活動のシンボルに祭り上げられた『Diary of Wimpy Kid (グレッグのダメ日記)』のマニー君。作者はちょっと可哀想

『グレッグのダメ日記(Diary Of A Wimpy Kid)』の弟、マニー君 昨日の夜、Wimpy Kidシリーズの作者ジェフ・キニーさんがTwitterで以下のようにつぶやいているのを見ました。 Lots of people are asking me right now how I feel about my character being …