THE X-CHAPTERS / Xチャプター

米国から本の話題をお届け

ついにコロナウィルスが官能ロマンス小説に! くだらなさで話題騒然『Kissing the Coronavirus』(By M.J. Edwards)

(Amazon.com 商品紹介ページより)彼女はコロナの特効薬を開発するはずだった。 そのかわりに・・・愛してしまった。 ー(中略)ー 『Kissing The Coronavirus』は、許されぬ愛と暗い欲望を叶えるエロティックな物語。 M.J.Edwardsのデビュー小説であり、失業…

スティーヴン・キング、近づく大統領選挙への思いを新聞の論説文で発表

スティーヴン・キング大先生。 トランプ大統領と現政権の批判を、来る日も来る日もTwitterで吠えていらっしゃいます。 前回2016年の選挙の際も、当時ヒラリー・クリントンさんと大統領の座を争う候補だったトランプをそれはそれは激しくこき下ろしていらっし…

究極の「ご想像にお任せします」小説? 幽霊屋敷モノの古典にして傑作『The Hauting Of Hill House(丘の屋敷)』(by Shirley Jackson)

この間まとめた、米国の人気作家が自分を怖がらせた本を語る特集記事で、多くの作家に言及されていたシャーリイ・ジャクスン作の『The Hauting Of Hill House(丘の屋敷)』を読んだ。丘の屋敷 (創元推理文庫 F シ 5-1)作者:シャーリイ・ジャクスン発売日: 2…

想像するしかない超絶恐ろしい状況で人体には何が起こるのか? 虫関係がもうダメ・・・『And Then You're Dead』(by Cody Cassidy, Paul Doherty)

『And Then You're Dead』より 突然ですが、皆さんは、以下のどれかのような状況を経験したことがあるでしょうか?飛行機搭乗中に上空で飛行機の窓が外れる。 ブラックホールに飛び込む 生きたまま墓に埋められる。 くじらに飲み込まれる。 サメに食いちぎら…

迷惑メールに返信してみたことありますか?『Dot.Con: The Art of Scamming a Scammer』(by James Veitch)

「外国を旅行中、強盗に何もかも盗られた! これじゃ帰国できない、すぐ現金送って!!」 「ゴールドでいっぱいの金庫を見つけた。輸送を手伝ってくれたら利益は山分け」 「モスクワに住む真剣な恋がしたい女の子です」 などなど、そんな迷惑メールが来たこ…

10月は怖い本月間! NYタイムズ紙が人気作家に聞く「あなたの一番怖かった本、教えて!!」

10月です。 日本だと怖い本や怪談話は真夏の風物詩ですが、アメリカでは10月がホラーシーズン。やっぱりハロウィンがあるから?? 怖い本、怖い映画特集をあちこちで見かけます。 中でも、ニューヨーク・タイムズの2018年の特集、人気作家たちに彼らを一番怖…

禁書週間に全米図書館で過去10年間一番もめた本を読んでみた『The Absolutely True Diary of a Part-Time Indian(はみだしインディアンのホントにホントの物語)』(by Sherman Alexie)

アメリカは、9月27日~10月3日まで禁書週間(Banned Books Week)でした。 全米各地の公共図書館や学校図書館で抗議殺到でBanされてしまったり、目立たない棚に移動させられてしまった本たちに脚光をあて、本の検閲に関して考える全米図書館協会主催のキャン…

がんばれJKローリング!がんばれトランスジェンダー!炎上商法成功おめでとう『Troubled Blood』(by Robert Galbraith)

ロバート・ガルブレイスa.k.a J・K・ローリング『Troubled Blood』 ロバート・ガルブレイスことJ・K・ローリングによる2020年9月15日発売の大人のミステリ大作『Troubled Blood』。私立探偵コーモラン・ストライク&ロビンのシリーズ5作目です。Troubled Blo…

お騒がせJ・K・ローリング、新作でまた物議! 炎上劇場、その後

JKローリング、ロバート・ガルブレイス名義で新作発表。トランスジェンダー関連の炎上のその後

変な表紙警察です! 洋書になって変な表紙にされた日本の本たち

洋書になった日本人作家の本の表紙。変なのが結構あるので、集めてみました。

アメリカには読書感想文が無いの? アメリカ、読書感想文事情

アメリカの子供も読書感想文を書くのか? アメリカの小学校の作文指導、Book Report、Book Reviewの違いなど。

【読書感想文】使えるテンプレート3例 そのままコピペしちゃおう!

その昔、読書感想文で某都道府県知事賞を受賞した私が、いろんな本にそのまま使える読書感想文のテンプレート作りました。これを本当にコピペして出したら、あなたはすごい人。

あなたのその習慣で人生が決まる! 米国で大ヒットの自己改善ガイド『Atomic Habits(邦題:ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣)』(by James Clear)

『Atomic Habits』の原著表紙と日本語版表紙 2018年10月刊行後、一年も経たずに100万部突破。発売後まもなく2年が経過しようという今も、ニューヨークタイムズ紙ベストセラーランキングの「アドバイス、ハウツー」のジャンルで第3位、2020年8月第二週の米国…

俳優ロブ・ロウの自伝、スキャンダルのことはあまり語られていないけど、本人の朗読はさすが『Stories I Only Tell My Friends: An Autobiography』(by Rob Lowe)

80年代の映画スター、そして近年は『West Wing(邦題:ザ・ホワイトハウス)』などのテレビドラマでしぶとく活躍中の俳優ロブ・ロウ。 私の中では、「もてもてでちゃらちゃらしている顔だけの俳優で歳とって消えてった」という位置づけの俳優だったので、先…

アメリカのドリーム夫婦に成り上がったゲインズ夫妻。奥さんジョアンナの料理本はそんなにいいのか『Magnolia Table』(by Joanna Gaines, Marah Stets)

どうして、こいつら ↓↓↓ はこんなに人気があるんだー!! 最近、こやつらの顔をあちこちで見かけます。 magnolia.com この方々は、チップ・ゲインズとジョアンナ・ゲインズという方々で、ご夫婦です。 私はテレビをほとんど観ないので乗り遅れましたが、いつ…

NYタイムスマガジン掲載の小川洋子さんのエッセイ、原爆の記憶をつなぐ文学の紹介と美しい文章に涙・・・でも読者のコメントが・・・

『博士の愛した数式』などで知られる作家小川洋子さんのエッセイが2020年8月6日付でニューヨークタイムズ・マガジンに掲載されました。 「How We Retain the Memory of Japan’s Atomic Bombings: Books(日本の原爆の記憶をどうやってとどめておくか:本)」…

Netflixのドラマで再評価、FBIの犯罪プロファイリングの先駆者による回顧録にして70-80年代の米国凶悪犯罪のクロニクル『Mindhunter(日本語題:マインドハンター FBI連続殺人プロファイリング班)』(by John E. Douglas, Mark Olshaker)

To understand the “artist,” you must study his “art.” (「芸術家」を理解したいなら、その芸術家の「芸術」を理解しなくてはならない。)(-snip-)There is no substitute for experience, and if you want to understand the criminal mind, you must …

一組の男女の20年間を、毎年彼らの7月15日だけで綴った愛と友情と成長の物語『One Day (日本語題:ワン・デイ) 』(by David Nicholls)

英国の作家/脚本家デイヴィッド・ニコルズによる三作目の小説。本国では2009年刊行、その後アメリカなど外国でも大ヒットし、2011年にはアン・ハサウェイとジム・スタージェスが主演した映画版も公開。One Day作者:Nicholls, David発売日: 2010/02/04メディ…

自閉症を美化し過ぎでは? 自閉症はどこから来てどこへ行くのかに迫った渾身のノンフィクション 『Neuro Tribes(日本語題:自閉症の世界)』(Steve Silberman)

この本の著者スティーブ・シルヴァーマンはシリコン・バレーの科学・テクノロジー系のライター。 2000年代に、彼はシリコン・バレーの伝説の開発者やその家族に自宅取材を申し込みますが、二回続けて同じような返答をされます。「自宅には自閉症の子供がいる…

2020年ピューリッツァー賞受賞! "Black Lives DON'T matter"時代のフロリダの少年院で、自由を夢見た黒人少年たちの物語『The Nickel Boys』(by Colson Whitehead)

2019年7月刊行のコルソン・ホワイトヘッドの9作目の本。The Nickel Boys: Winner of the Pulitzer Prize for Fiction 2020 (English Edition)作者:Whitehead, Colson発売日: 2019/07/16メディア: Kindle版 2016年の『Underground Railroad(日本語題:地下鉄…

キング家長男ジョー・ヒル作、血ドバドバ涙ボロボロ目玉と首ゴロゴロのホラー+ダークファンタジー+青春マンガ『Locke & Key (日本語題:ロック&キー)Vol.1-6』(Story by Joe Hill, Illustrated by Gabriel Rodriguez)

ジョー・ヒルが作話を担当し、漫画家ガブリエル・ロドリゲスと組んだコミック・シリーズ『Locke & Key (日本語題:ロック&キー)』の全6巻を読みました。 ジョー・ヒルは、徐々に徐々に人気が出てきて「スティーブン・キングの息子」という前置きがされなく…

M・アトウッド、サルマン・ラシュディなど著名文化人たちが「みんななんかコワいよ・・・言論の自由はどこ行った?」と公開状発表! J・K・ローリングは入れないほうよかったんじゃないの

米国だけでなく世界中で弱者や少数者の権利擁護の運動が高まる中、それらの問題に少しでも意義を唱えたり、議論を求めたりすることも許さない空気も蔓延。これでいいのか?と文化人たちが声を上げました。が、お騒がせさんも入っていて、その声はまっすぐに…

ハリポタ作者J・K・ローリング絶賛炎上中! もはや性の多様性の問題ではなくなっているような・・・

炎上。英語では「be under fire」が一番近い表現でしょうか。 言わずと知れたハリー・ポッター作者のJ・K・ローリングさんが、トランスジェンダー関連の発言で先月からアンダーファイアーで、いまだ鎮火せず周辺に燃料が撒かれて火が燃え広がっている感じで…

文学=暗い? ジョジョ・モイーズさんと英紙ガーディアンの読者が「ハッピーな文学」を探す!!

悲しくて気が滅入る題材ばかりで飽き飽きしています。でもラブコメ本じゃないものが読みたい。文学作品でハッピーな小説ってありますか? (56歳、匿名、ニューヨーク) I’m tired of sad and depressing themes, but want something that’s not a romcom in…

なぜか抗議活動のシンボルに祭り上げられた『Diary of Wimpy Kid (グレッグのダメ日記)』のマニー君。作者はちょっと可哀想

『グレッグのダメ日記(Diary Of A Wimpy Kid)』の弟、マニー君 昨日の夜、Wimpy Kidシリーズの作者ジェフ・キニーさんがTwitterで以下のようにつぶやいているのを見ました。 Lots of people are asking me right now how I feel about my character being …

インスタ発ベストセラー! 全米がやさしさに包まれた一冊で涙・・・のはずが私には判読すらできない『The Boy, the Mole, the Fox and the Horse(邦題:ぼく、モグラ、キツネ、馬)』(by Charlie Mackesy)

2019年秋に刊行されて以来、売れまくっている本。 アメリカの大手書店チェーン、バーンズ・アンド・ノーブル(B&N)のBook of the Yearにも選出され、年をまたいだ2020年6月現在もニューヨーク・タイムズの「アドバイス、ハウ・ツー等」のジャンルで第二位、…

”覚える系”のお勉強をしている方は一読の価値あり 記憶術の達人によるやる気の出る暗記テクニック本『Unlimited Memory』(Kevin Horsley)

『Unlimited Memory』表紙 ドラえもんよ私に暗記パンを出してくれ! 誰か私に「睡眠学習」なるマシンを買ってくれ~! 楽して覚えたいんだよー! こう心でため息をつきながらやみくもに丸暗記に励み、試験が終わったらあっという間に忘れていた虚しい学生時…

なんか本屋のほとんど全部の本の表紙に書いてある気がする「NEW YORK TIMES BESTSELLER」、どうしてそんなに大事?

アメリカの本の表紙にこれでもか!これでもか!と飽きずにプリントされている宣伝文句「New York Times Bestseller」。あまりによく見かけるので、私は「またか!他に言うことないんかい」と苦笑してしまいます。 以前、当ブログの記事にも書いた通り、アメ…

お子さんに「S〇Xって何?」って聞かれたらあなたはどう答えますか? 21世紀の性教育本感が満載『Sex is a Funny Word』(Written by Cory Silverberg, Illustrated by Fiona Smyth)

私の人生においてエポック・メイキングな瞬間があるとすれば、そのひとつは間違いなく、「ほとんどの大人はみんなS〇Xというものをしている!! 親も、まじめそーな先生も、えらそうなおじさんも、コワいおばさんも!! どんな高貴な人も!! そーりだいじん…

すごい野球愛!トム・ゴードン愛!ウォークマン愛!あまり知られていないけどキングの真骨頂だと思う『The Girl Who Loved Tom Gordon(邦題:トム・ゴードンに恋した少女)』(by Stephen King)

She was lost but would be found. She was sure of it. (私は迷子になったけど発見される。きっとそうなる。) Tom Gordon gotten the save and so would she. (トム・ゴードンがセーブしたんだから、私だって助かる。) From The Girl Who Loves Tom Gordon …