THE X-CHAPTERS / Xチャプター

米国から本の話題をお届け

ミステリ、サスペンス

すごい野球愛!トム・ゴードン愛!ウォークマン愛!あまり知られていないけどキングの真骨頂だと思う『The Girl Who Loved Tom Gordon(邦題:トム・ゴードンに恋した少女)』(by Stephen King)

She was lost but would be found. She was sure of it. (私は迷子になったけど発見される。きっとそうなる。) Tom Gordon gotten the save and so would she. (トム・ゴードンがセーブしたんだから、私だって助かる。) From The Girl Who Loves Tom Gordon …

ハーラン・コーベン初のYAシリーズ おうちで暇を持て余してるティーンにも大人にもおすすめ・・・英語だけど『Shelter』『Seconds Away』『Found』(by Harlan Coben)

「俺の父さんは、死んでるのか生きてるのか?どっちなんだよ?」 「生きていますよ」正気なのかよくわからない笑みで彼女は言った。「あなたの中でね。」 老いた女性をひっぱたきたいと思ったことは今まで一度も無かったが、そうしてやろうかと思った。 「俺…

致死率99%の伝染病で文明が崩壊・・・それでもこの世界は愛おしく美しい『Station Eleven(邦題:ステーション・イレブン)』(by Emily St. John Mandel)

Hell is the absence of the people you long for. (From Station Eleven by Emily St. John Mandel) 地獄とは、会いたくてたまらない人々がそこにいないことだ。 (エミリー・セントジョン・マンデル著『ステーション・イレブン』より) カナダ人作家エミリ…

不法移民たちの命がけの逃亡劇と国境越え! 出版後の批判騒動のほうが興味深い『American Dirt(邦題:夕陽の道を北へゆけ)』(by Jeanine Cummins)

列車から落ちる者もいるだろう。多くが不具の身となるか負傷するだろう。多くが、死ぬ。あなたたちのうち実に多くが誘拐され、拷問され、人身売買に使われ、人質にされるだろう。それらを生き延び、アメリカまでたどり着ける幸運な者もいるかもしれない。そ…

ありがとう、さようなら、サスペンスの女王メアリ・ヒギンズ・クラークさん『Where Are the Children? (邦題:子供たちはどこにいる)』(by Mary Higgins Clark)

You really can’t control your life. Most of the time you don’t act; you react. (From Where Are The Children by Mary Higgins Clark) 本当は誰も人生をコントロールすることはできない。ほとんどの時間、あなたは行動しているんじゃない。反応している…

好評の一作目に続き、今回も主人公の私生活とミステリのバランスが良い『The Shadows We Hide』(by Allen Eskens)

”Sometimes home isn’t a place, it’s a person, and my home had always been right here, with Sarah.” 「家ってもんは、場所じゃなくて人のこともあるんだ。私の家は、いつだってサラと共にいることだったんだ。」 『The Shadows We Hide』表紙、前作と対…

スティーブン・キングの最新長編、超能力を持つ子供たちの戦いを描いたサスペンス・スリラー『The Institute』(by Stephen King)

スティーヴン・キング『The Institute』米国版表紙 「なあ、ジェイミソン、自分が生きてると思ってる人生ってのは現実じゃないんだ。影絵の劇でしかないんだよ。俺ってやつは、そこでライトが消えると喜ぶやつさ。暗闇じゃ、影は全部消えるからな。」 “You k…

冬に読みたい良作ミステリ、謎解きより主人公の人生の行く末が気になる『The Life We Bury(邦題:償いの雪が降る)』(by Allen Eskens)

『The Life We Bury』米国版のカバー なんじゃこの日本語版の題名はー!! 『償いの雪が降る』・・・、演歌かい!! ほんと、よくこんなポエムなタイトル思いつくもんだなあと半ば苦笑しつつ感心してしまいました。じゃあもっといい邦題あるのかと言われたら、…

あの時、別の選択をしていたらもっと良い人生があったのだろうか?『Dark Matter (日本語版題名:ダーク・マター)』(by Blake Crouch)

愛され、待たれながら、毎日家に帰ってくる人たちがいるのはなんという奇跡だろう。 私はいつでもそのありがたさをわかっていると思っていた。しかし、ここで寒さの中で座っていると、それを当たり前と思っていたのが分かる。そういうものだろう? 自分が手…

2019年にバズって大ベストセラーになったサイコサスペンスは、愛と復讐の美しい物語『The Silent Patient(日本語版題名:サイコセラピスト)』(by Alex Michaelides)

Her silence was like a mirror—reflecting yourself back at you. And it was often an ugly sight. 彼女の沈黙は、あなた自身をあなたに向けて映し返す鏡のようだった。そしてそれは、しばしば醜い姿だった。 『The Silent Patient』アメリカ版の表紙、英…

25歳のタフな美人探偵ジェシカ・ショウ登場『Thin Air (Jessica Shaw Book 1)』(by Lisa Gray)

2019年6月刊行、これがデビュー小説となるスコットランドのサッカー記者、リサ・グレイによるミステリー小説。2019年12月前半、私が読んでいた時点ではアメリカのアマゾンの私立探偵ミステリ小説部門売り上げ第一位でした。ジェシカ・ショウシリーズ第一作『…

死刑制度を考えるきっかけにぴったりなサスペンス・ミステリ小説『13階段』(高野 和明)

「殺すのが二人までなら死刑にならないから、二人までにしておこうと思った」 この事件の犯人の上記発言のせいで、現行死刑制度への疑問や批判がまた高まっていますね。 www.sankei.com

ジョー・ライト監督で映画版が公開決定の心理サスペンス小説、作者のスキャンダルの方が怖い『The Woman in the Window (日本語版:ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ)』(by A. J Finn)

主演エイミー・アダムス、共演はジュリアン・ムーア、ゲイリー・オールドマン、とAリスト・セレブリティを揃えて2020年5月にアメリカで映画公開決定。業界の期待の大きさが窺えます。『ゴーン・ガール』とか『ガール・オン・ザ・トレイン』など、いずれもそ…

中学生のいじめは、もうしょうがないの?『沈黙の町で』(奥田英朗)

もうニュースでさかんに取り上げられることは無くなったけれど、中学校の教員が同僚教員をいじめていたあの事件は、2019年にむかつくニュースベスト10にランキング確実という勢いでみなさんを怒らせ呆れさせてましたね。私も、「一体どういう教員がどういう…

孤立無援の犯罪被害者が真犯人と戦う心理サスペンス、オーディオブックが素晴らしい『The Girl Who Lived』(Christopher Greyson)

四人が殺害された凄惨な殺人事件で現場から一人逃げ出すことに成功し生き延びた少女フェイス。彼女はその後10年の時を経ても事件から立ち直ることができない。アルコールや喫煙に依存し、自殺願望や他害衝動があると診断されて精神科の施設への入退院を繰…

「ナオミとカナコ」 奥田英朗

ナオミとカナコは、完全犯罪を成し遂げて新しい人生へ逃げ切ることができるのか? ISBN:978-4344026728:detail 親友同士の女性二人が主人公のハラハラドキドキのサスペンスです。

「顔」 横山秀夫

ISBN:978-4198922337:detail また、横山秀夫さんです。 大ファンというわけではないんですけど、前回日本に帰った時になんとなく中古で大量に買ってしまったんですよね。嫌なことがあった時に、夢中になって一気読みできる小説が欲しくて。

The Girl on the Train By Paula Hawkins

見て下さい、この画像を! 2019年5月8日現在のAmazon.comの本作のページです。 Amazon.comのThe Girl on the Trainのページ。すごいレビューの数!! レビューが58,235って!! 私は、これより多いレビュー数の本を観たことがありません。ハリー・ポッターの…

「64(ロクヨン)」 横山 秀夫

64(ロクヨン) 上 (文春文庫) 作者: 横山秀夫 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2015/02/06 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (36件) を見る 64(ロクヨン)(下) D県警シリーズ (文春文庫) 作者: 横山秀夫 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2015/02…

「邪魔」奥田英朗

邪魔(上) (講談社文庫) 作者: 奥田英朗 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2004/03/15 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 197回 この商品を含むブログ (118件) を見る 邪魔(下) (講談社文庫) 作者: 奥田英朗 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2013/09/17 …