THE X-CHAPTERS / Xチャプター

米国から本の話題をお届け

和書

アメリカには読書感想文が無いの? アメリカ、読書感想文事情

アメリカの子供も読書感想文を書くのか? アメリカの小学校の作文指導、Book Report、Book Reviewの違いなど。

NYタイムスマガジン掲載の小川洋子さんのエッセイ、原爆の記憶をつなぐ文学の紹介と美しい文章に涙・・・でも読者のコメントが・・・

『博士の愛した数式』などで知られる作家小川洋子さんのエッセイが2020年8月6日付でニューヨークタイムズ・マガジンに掲載されました。 「How We Retain the Memory of Japan’s Atomic Bombings: Books(日本の原爆の記憶をどうやってとどめておくか:本)」…

文学=暗い? ジョジョ・モイーズさんと英紙ガーディアンの読者が「ハッピーな文学」を探す!!

悲しくて気が滅入る題材ばかりで飽き飽きしています。でもラブコメ本じゃないものが読みたい。文学作品でハッピーな小説ってありますか? (56歳、匿名、ニューヨーク) I’m tired of sad and depressing themes, but want something that’s not a romcom in…

おうち時間!? そんなかわいい名前で呼べない・・・

「おうち時間に皆さんは何をしているか教えて下さい」 「おうち時間 何してる?」 おうち時間? そんな生ぬるい時間など無い!!! 何してるか? 面倒見なくちゃいけない人の面倒みてるだけ!! ブログに記事にするような「何か」をする時間などゼロです。「…

「コロナウィルスで隔離されたら、どんな本読む?」米・巨大掲示板Redditより

コロナウィルスに関して、今のアメリカは日本とほぼ同じ推移を数週間遅れでたどっている感じです。感染者・発症者ゼロだった田舎の州でも、ちらほらと感染報告が聞かれるようになってきました。生活必需品の買い占めなどもニュースになってきたり、都市部で…

ロマンス小説 VS ラブ・ストーリー

2月ですね。バレンタイン、楽しく過ごしましたか? 図書館や書店でも、この季節にちなんでロマンス小説のコーナーが作られているのを見かけました。私も、今日はニコラス・スパークスとロマンス小説に関して少し書きたいと思います。 皆さんはニコラス・スパ…

死刑制度を考えるきっかけにぴったりなサスペンス・ミステリ小説『13階段』(高野 和明)

「殺すのが二人までなら死刑にならないから、二人までにしておこうと思った」 この事件の犯人の上記発言のせいで、現行死刑制度への疑問や批判がまた高まっていますね。 www.sankei.com

発達障害の人にとって、ある意味とても残酷な本『発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由』(栗原 類)

モデル、タレント、俳優の栗原類さんがADD(注意欠陥障害)という発達障害がありながら、どうやって今の自分になったかを振り返っている、2016年出版の回顧録。

Empty Nesterになった町山さん、映画の話題の深さはさすが『アメリカ炎上通信 言霊USA XXL』(町山智浩)

アメリカに移住した映画評論家の町山智浩さんが、アメリカで流行っている言葉や話題になっている失言や名言を日本に毎週伝える週刊文春連載『言霊USA』。連載が続いて早10年、その中から2018年3月8日号~2019年7月25日号に掲載された記事を書籍化した単行本…

あの頃はよかった、という作文ですか?ブログですか?『ユーミンの罪』(酒井順子)

某音楽ストリーミングサービスで、全く存在すら知らなかった松任谷由実さんのアルバムがずらーっとあり、タイトルとジャケットに惹かれてなんとなく聴いてみたところ、その素晴らしさに度肝を抜かれました。そして、古い順に順々に聴いてしまいました。松任…

中学生のいじめは、もうしょうがないの?『沈黙の町で』(奥田英朗)

もうニュースでさかんに取り上げられることは無くなったけれど、中学校の教員が同僚教員をいじめていたあの事件は、2019年にむかつくニュースベスト10にランキング確実という勢いでみなさんを怒らせ呆れさせてましたね。私も、「一体どういう教員がどういう…

人生相談本シリーズその6 もはや伝説?あまり悩んでいない人たちによる珍相談・珍回答集『中島らもの特選明るい悩み相談室』

日本の人生相談史(?)に燦然と輝く、中島らもさんによる朝日新聞の連載『中島らもの明るい悩み相談室』。特選集として『その1 ニッポンの家庭篇』『その2 ニッポンの常識篇 』『その3 ニッポンの未来篇 』が集英社から文庫で出ています。 らもさんの急死か…

人生相談本シリーズその5 悩みから悟り、挫折から学び、逆境から人生を切り開く ニューヨーク心理学『Q&ADV. from New York Vol.1~3』『マイナス感情こそ手放すな! ニューヨーク流人生攻略法』(秋山 曜子)

「ああ、またきつい1週間が始まる。起きたくないなあ・・・でも『Catch of the week』読みたいし、ベッドから出てコーヒー淹れるか・・・」 私の月曜日の朝は毎週こんなふうに始まります。秋山曜子さんのコラム「Catch of the week」を読むことが、すっかり…

人生相談本シリーズその4 小僧ども、ソープへ行け!地平線を追いかけろ!『試みの地平線 伝説復活編』(北方 謙三)

以前ネットのどこかで「生まれてから一度も女性とお付き合いしたことが無い」という男性のお悩み相談に対して、元陸上選手の為末大さんが「北方謙三先生なら”ソープへ行け!”で終わりなんでしょうけど」という感じで回答されていたのを読んだことがあります…

人生相談本シリーズその3 これほどぶっ飛んだ人生相談を初めて読んだ『車谷長吉の人生相談 人生の救い』(車谷長吉)

作家の中の作家、車谷長吉さんによる朝日新聞土曜版連載の人生相談『悩みのるつぼ』からの回答選出集。タイトルは、『人生の救い』ではなく『人生に救い無し』『人生は苦』のほうがよかったんじゃないでしょうか。何か、すごいものを読んでしまったように感…

人生相談本シリーズその1 下ネタ系のお悩み相談も大歓迎の上野千鶴子さんが新鮮『身の下相談にお答えします』『また 身の下相談にお答えします』(上野千鶴子)

回答者のご指名を受けて、光栄です。下ネタに強い、と思われたんですね、アタリです。 (『身の下相談にお答えします』36ページより) 上記↑は、18歳の女性相談者から、「性欲が強くて勉強がはかどらない」「上野千鶴子さんにアドバイスいただきたい」という相…

世界にはまだこんなにも謎がある! 祝書籍化!『オカルト・クロニクル』(松閣オルタ)

本のタイトルと内容が合っていない!「オカルト」ってあるけれど、オカルトじゃないでしょと首をかしげたくなるような事例も多く載っている。表紙の右上のコピー「奇妙な事件 奇妙な出来事 奇妙な人物」が内容を表しているかと。それに「クロニクル(年代史…

孤読を忘れる楽しい放談集その2『文学賞メッタ斬り!』(大森望, 豊崎由美)

先日、こんなニュースがひっそりと流れた。www.sankei.com 日本人なら、本好きじゃなくても芥川賞とか直木賞とかは、ニュースや本屋でいやでも目や耳に入ってきてしまうもの。でもこの二人が選考委員を務めていたということを知っている人は、あまりいないの…

孤読を忘れる楽しい放談集その1『ベスト・オフ・映画欠席裁判』(町山智浩、柳下毅一郎)

映画評論でご活躍のお二方が、様々な映画を俎上に上げて好き放題言い散らしている放談集(漫談集?)。間違っても「対談集」ではありません。溢れる知識と偏った趣味をバックに、映画を愛で毒を吐き、しゃべり倒している様子が活字になった本。自分のことを…

安藤百福 私の履歴書 魔法のラーメン発明物語

最近の子供向けの伝記本の取り上げられている人物って、私が子供の頃とはやっぱりだいぶ変わったなあと思う。野口英世とかヘレン・ケラーとか定番中の定番の方々に交じって、ジョン・レノン、松下幸之助、スティーブ・ジョブズ、ココ・シャネルなどが登場。…

「ナオミとカナコ」 奥田英朗

ナオミとカナコは、完全犯罪を成し遂げて新しい人生へ逃げ切ることができるのか? ISBN:978-4344026728:detail 親友同士の女性二人が主人公のハラハラドキドキのサスペンスです。

「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」 西原理恵子

ISBN:978-4041049785:detail ひたすら「我慢すればいい」っていうのは、次の一手を打つことを、はなっから諦めてしまうこと。考えることを投げ出してしまうこと。 『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』「母と娘のガチバトル」28ページより 病…

「言ってはいけない―残酷すぎる真実―」 橘 玲

ISBN:978-4106106637:detail ・・・さまざまな研究を総合して推計された統合失調症の遺伝率は双極性障害(躁うつ病)と並んできわめて高く、80%を超えている(統合失調症が82%、双極性障害が83%)。遺伝率80%というのは「8割の子供が病気にかかる」とい…

「顔」 横山秀夫

ISBN:978-4198922337:detail また、横山秀夫さんです。 大ファンというわけではないんですけど、前回日本に帰った時になんとなく中古で大量に買ってしまったんですよね。嫌なことがあった時に、夢中になって一気読みできる小説が欲しくて。

「楽園のカンヴァス」 原田マハ

ISBN:978-4101259611:detail 好意と悪意、敬意と軽蔑。相反するふたつの感情が、背中合わせにその場にあることを、彼女は敏感に感じていました。若い芸術家の誰もが、アンリ・ルソーとの時間を心底楽しんでいました。と同時に、彼をからかい、馬鹿にし、面白…

「64(ロクヨン)」 横山 秀夫

64(ロクヨン) 上 (文春文庫) 作者: 横山秀夫 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2015/02/06 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (36件) を見る 64(ロクヨン)(下) D県警シリーズ (文春文庫) 作者: 横山秀夫 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2015/02…

「幽霊人命救助隊」高野和明

幽霊人命救助隊 (文春文庫) 作者: 高野和明 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2007/04/10 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 112回 この商品を含むブログ (69件) を見る 突然、「アジャパー」と古めかしいギャグが頭に浮かんで精神の統一を妨げた。これ…

「銀齢の果て」筒井康隆

銀齢の果て (新潮文庫) 作者: 筒井康隆 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2008/07/29 メディア: 文庫 購入: 4人 クリック: 42回 この商品を含むブログ (36件) を見る いつもの筒井康隆を貫いていて、中身はエログロ、スラップスティックSFなので、まじめで上…

「未来の年表 人口減少日本でこれから起こること」河合雅司

未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書) 作者: 河合雅司 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/06/14 メディア: 新書 この商品を含むブログ (23件) を見る 要するに、国家が滅びるには、銃弾一発すら不要なのである。「結婚するもし…

「邪魔」奥田英朗

邪魔(上) (講談社文庫) 作者: 奥田英朗 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2004/03/15 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 197回 この商品を含むブログ (118件) を見る 邪魔(下) (講談社文庫) 作者: 奥田英朗 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2013/09/17 …