THE X-CHAPTERS / Xチャプター

米国から本の話題をお届け

洋書

お騒がせJ・K・ローリング、新作でまた物議! 炎上劇場、その後

JKローリング、ロバート・ガルブレイス名義で新作発表。トランスジェンダー関連の炎上のその後

変な表紙警察です! 洋書になって変な表紙にされた日本の本たち

洋書になった日本人作家の本の表紙。変なのが結構あるので、集めてみました。

あなたのその習慣で人生が決まる! 米国で大ヒットの自己改善ガイド『Atomic Habits(邦題:ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣)』(by James Clear)

『Atomic Habits』の原著表紙と日本語版表紙 2018年10月刊行後、一年も経たずに100万部突破。発売後まもなく2年が経過しようという今も、ニューヨークタイムズ紙ベストセラーランキングの「アドバイス、ハウツー」のジャンルで第3位、2020年8月第二週の米国…

俳優ロブ・ロウの自伝、スキャンダルのことはあまり語られていないけど、本人の朗読はさすが『Stories I Only Tell My Friends: An Autobiography』(by Rob Lowe)

80年代の映画スター、そして近年は『West Wing(邦題:ザ・ホワイトハウス)』などのテレビドラマでしぶとく活躍中の俳優ロブ・ロウ。 私の中では、「もてもてでちゃらちゃらしている顔だけの俳優で歳とって消えてった」という位置づけの俳優だったので、先…

アメリカのドリーム夫婦に成り上がったゲインズ夫妻。奥さんジョアンナの料理本はそんなにいいのか『Magnolia Table』(by Joanna Gaines, Marah Stets)

どうして、こいつら ↓↓↓ はこんなに人気があるんだー!! 最近、こやつらの顔をあちこちで見かけます。 magnolia.com この方々は、チップ・ゲインズとジョアンナ・ゲインズという方々で、ご夫婦です。 私はテレビをほとんど観ないので乗り遅れましたが、いつ…

NYタイムスマガジン掲載の小川洋子さんのエッセイ、原爆の記憶をつなぐ文学の紹介と美しい文章に涙・・・でも読者のコメントが・・・

『博士の愛した数式』などで知られる作家小川洋子さんのエッセイが2020年8月6日付でニューヨークタイムズ・マガジンに掲載されました。 「How We Retain the Memory of Japan’s Atomic Bombings: Books(日本の原爆の記憶をどうやってとどめておくか:本)」…

Netflixのドラマで再評価、FBIの犯罪プロファイリングの先駆者による回顧録にして70-80年代の米国凶悪犯罪のクロニクル『Mindhunter(日本語題:マインドハンター FBI連続殺人プロファイリング班)』(by John E. Douglas, Mark Olshaker)

To understand the “artist,” you must study his “art.” (「芸術家」を理解したいなら、その芸術家の「芸術」を理解しなくてはならない。)(-snip-)There is no substitute for experience, and if you want to understand the criminal mind, you must …

一組の男女の20年間を、毎年彼らの7月15日だけで綴った愛と友情と成長の物語『One Day (日本語題:ワン・デイ) 』(by David Nicholls)

英国の作家/脚本家デイヴィッド・ニコルズによる三作目の小説。本国では2009年刊行、その後アメリカなど外国でも大ヒットし、2011年にはアン・ハサウェイとジム・スタージェスが主演した映画版も公開。One Day作者:Nicholls, David発売日: 2010/02/04メディ…

自閉症を美化し過ぎでは? 自閉症はどこから来てどこへ行くのかに迫った渾身のノンフィクション 『Neuro Tribes(日本語題:自閉症の世界)』(Steve Silberman)

この本の著者スティーブ・シルヴァーマンはシリコン・バレーの科学・テクノロジー系のライター。 2000年代に、彼はシリコン・バレーの伝説の開発者やその家族に自宅取材を申し込みますが、二回続けて同じような返答をされます。「自宅には自閉症の子供がいる…

2020年ピューリッツァー賞受賞! "Black Lives DON'T matter"時代のフロリダの少年院で、自由を夢見た黒人少年たちの物語『The Nickel Boys』(by Colson Whitehead)

2019年7月刊行のコルソン・ホワイトヘッドの9作目の本。The Nickel Boys: Winner of the Pulitzer Prize for Fiction 2020 (English Edition)作者:Whitehead, Colson発売日: 2019/07/16メディア: Kindle版 2016年の『Underground Railroad(日本語題:地下鉄…

キング家長男ジョー・ヒル作、血ドバドバ涙ボロボロ目玉と首ゴロゴロのホラー+ダークファンタジー+青春マンガ『Locke & Key (日本語題:ロック&キー)Vol.1-6』(Story by Joe Hill, Illustrated by Gabriel Rodriguez)

ジョー・ヒルが作話を担当し、漫画家ガブリエル・ロドリゲスと組んだコミック・シリーズ『Locke & Key (日本語題:ロック&キー)』の全6巻を読みました。 ジョー・ヒルは、徐々に徐々に人気が出てきて「スティーブン・キングの息子」という前置きがされなく…

文学=暗い? ジョジョ・モイーズさんと英紙ガーディアンの読者が「ハッピーな文学」を探す!!

悲しくて気が滅入る題材ばかりで飽き飽きしています。でもラブコメ本じゃないものが読みたい。文学作品でハッピーな小説ってありますか? (56歳、匿名、ニューヨーク) I’m tired of sad and depressing themes, but want something that’s not a romcom in…

なぜか抗議活動のシンボルに祭り上げられた『Diary of Wimpy Kid (グレッグのダメ日記)』のマニー君。作者はちょっと可哀想

『グレッグのダメ日記(Diary Of A Wimpy Kid)』の弟、マニー君 昨日の夜、Wimpy Kidシリーズの作者ジェフ・キニーさんがTwitterで以下のようにつぶやいているのを見ました。 Lots of people are asking me right now how I feel about my character being …

インスタ発ベストセラー! 全米がやさしさに包まれた一冊で涙・・・のはずが私には判読すらできない『The Boy, the Mole, the Fox and the Horse(邦題:ぼく、モグラ、キツネ、馬)』(by Charlie Mackesy)

2019年秋に刊行されて以来、売れまくっている本。 アメリカの大手書店チェーン、バーンズ・アンド・ノーブル(B&N)のBook of the Yearにも選出され、年をまたいだ2020年6月現在もニューヨーク・タイムズの「アドバイス、ハウ・ツー等」のジャンルで第二位、…

”覚える系”のお勉強をしている方は一読の価値あり 記憶術の達人によるやる気の出る暗記テクニック本『Unlimited Memory』(Kevin Horsley)

『Unlimited Memory』表紙 ドラえもんよ私に暗記パンを出してくれ! 誰か私に「睡眠学習」なるマシンを買ってくれ~! 楽して覚えたいんだよー! こう心でため息をつきながらやみくもに丸暗記に励み、試験が終わったらあっという間に忘れていた虚しい学生時…

なんか本屋のほとんど全部の本の表紙に書いてある気がする「NEW YORK TIMES BESTSELLER」、どうしてそんなに大事?

アメリカの本の表紙にこれでもか!これでもか!と飽きずにプリントされている宣伝文句「New York Times Bestseller」。あまりによく見かけるので、私は「またか!他に言うことないんかい」と苦笑してしまいます。 以前、当ブログの記事にも書いた通り、アメ…

お子さんに「S〇Xって何?」って聞かれたらあなたはどう答えますか? 21世紀の性教育本感が満載『Sex is a Funny Word』(Written by Cory Silverberg, Illustrated by Fiona Smyth)

私の人生においてエポック・メイキングな瞬間があるとすれば、そのひとつは間違いなく、「ほとんどの大人はみんなS〇Xというものをしている!! 親も、まじめそーな先生も、えらそうなおじさんも、コワいおばさんも!! どんな高貴な人も!! そーりだいじん…

すごい野球愛!トム・ゴードン愛!ウォークマン愛!あまり知られていないけどキングの真骨頂だと思う『The Girl Who Loved Tom Gordon(邦題:トム・ゴードンに恋した少女)』(by Stephen King)

She was lost but would be found. She was sure of it. (私は迷子になったけど発見される。きっとそうなる。) Tom Gordon gotten the save and so would she. (トム・ゴードンがセーブしたんだから、私だって助かる。) From The Girl Who Loves Tom Gordon …

ハーラン・コーベン初のYAシリーズ おうちで暇を持て余してるティーンにも大人にもおすすめ・・・英語だけど『Shelter』『Seconds Away』『Found』(by Harlan Coben)

「俺の父さんは、死んでるのか生きてるのか?どっちなんだよ?」 「生きていますよ」正気なのかよくわからない笑みで彼女は言った。「あなたの中でね。」 老いた女性をひっぱたきたいと思ったことは今まで一度も無かったが、そうしてやろうかと思った。 「俺…

「公共の図書館にこんな本置くなっ!」全米図書館協会発表、抗議が多かった本の最新ランキング

「なんでこんな本を図書館に!? あんたのうちの本棚だけにしときな!!!」 こんな声が寄せられるのは、各地の自治体図書館、学校図書館の常のようです。 図書館に置いてある本や貸し出しが多かった本からその時代の人々の興味や関心が伝わってくるのは当た…

人体発火現象を起こす双子との出会いで主人公が見つけた新しい人生とは?『Nothing to See Here』(by Kevin Wilson)

日本でも、『地球の中心までトンネルを掘る(原題:Tunneling to the Center of the Earth: Stories)』『ファング一家の奇想天外な謎めいた生活(原題:The Family Fang)』などの翻訳小説があるベストセラー作家ケヴィン・ウィルソン。『ファング~』は、2…

おうち時間!? そんなかわいい名前で呼べない・・・

「おうち時間に皆さんは何をしているか教えて下さい」 「おうち時間 何してる?」 おうち時間? そんな生ぬるい時間など無い!!! 何してるか? 面倒見なくちゃいけない人の面倒みてるだけ!! ブログに記事にするような「何か」をする時間などゼロです。「…

マーガレット・アトウッド80歳、コロナ危機や隔離生活を語る。ご自身の隔離中の読書リストも!!

4月8日にカナダのレジェンド作家、マーガレット・アトウッドが、ニューヨークタイムズ誌のポッドキャスト番組に出演されました。ホストはアメリカ人作家のシェリル・ストレイド。 大御所によるなかなか貴重な対談だったと思うので、今回はその中のおもしろか…

ロリータ+MeToo? 15歳の少女と42歳の教師との関係は愛なのか虐待なのか『My Dark Vanessa』(by Kate Elizabeth Russell)

「私たちはよく似てると思うんだ、ネッサ」彼は囁いた。 「君の書いたものからわかるんだ、君は私のようにダークでロマンティックなんだってね。君はダークなことが好きなんだよ」 “I think we’re very similar, Nessa,” he whispers. “I can tell from the …

世界のこんまりアメリカで新著発表 取材でときめきいっぱいのコロナウィルス・ダイアリー公開

近藤麻理恵さんの新しい本『Joy At Work』がアメリカで4月7日に発売になります。Joy at Work: Organizing Your Professional Life作者:Kondo, Marie,Sonenshein, Scott発売日: 2020/04/07メディア: ハードカバー 今回の本はライス大学の心理学の教授との共著…

致死率99%の伝染病で文明が崩壊・・・それでもこの世界は愛おしく美しい『Station Eleven(邦題:ステーション・イレブン)』(by Emily St. John Mandel)

Hell is the absence of the people you long for. (From Station Eleven by Emily St. John Mandel) 地獄とは、会いたくてたまらない人々がそこにいないことだ。 (エミリー・セントジョン・マンデル著『ステーション・イレブン』より) カナダ人作家エミリ…

不法移民たちの命がけの逃亡劇と国境越え! 出版後の批判騒動のほうが興味深い『American Dirt(邦題:夕陽の道を北へゆけ)』(by Jeanine Cummins)

列車から落ちる者もいるだろう。多くが不具の身となるか負傷するだろう。多くが、死ぬ。あなたたちのうち実に多くが誘拐され、拷問され、人身売買に使われ、人質にされるだろう。それらを生き延び、アメリカまでたどり着ける幸運な者もいるかもしれない。そ…

小説の盗作はもはややりたい放題? 英語圏の有名盗作スキャンダル

盗作:Plagiarism 私のPCでは「とうさく」が「倒錯」で最初に変換されてしまうのはなぜ? Plagiarism、発音はプレーィジァリズムという感じ。よりカジュアルに「パクリ」という感じで使うなら「rip off」でしょうか。 先日、当ブログでも、アメリカで最近話…

ピンチをチャンスに!『Hey, Kiddo』のクロザウスカさんが休校期間中は毎日お絵かき教室を配信!

現在、米国某所のコロナウィルス感染拡大中の街から書いています。 とうとう私の住む自治体も、半ロックダウン状態になりました。映画館やカジノなどのエンターテイメント施設はクローズ、飲食店はテイクアウト以外は営業禁止、10人以上の集まりも禁止で警察…

中学校教師と女生徒の不毛な恋愛が疲れる 盗作騒動で話題の一冊『Excavation: A Memoir』(by Wendy C. Ortiz)

今年2020年、アメリカでヒット必須の本として、ケイト・エリザベス・ラッセルのデビュー作『My Dark Vanessa』という本があります。 簡単にあらすじを書くと、「本好きな中学生が自分のその知性をよく理解してくれる中学の国語教師と出会い深い関係を持って…