THE X-CHAPTERS / Xチャプター

米国から本の話題をお届け

SF、ディストピア小説

致死率99%の伝染病で文明が崩壊・・・それでもこの世界は愛おしく美しい『Station Eleven(邦題:ステーション・イレブン)』(by Emily St. John Mandel)

Hell is the absence of the people you long for. (From Station Eleven by Emily St. John Mandel) 地獄とは、会いたくてたまらない人々がそこにいないことだ。 (エミリー・セントジョン・マンデル著『ステーション・イレブン』より) カナダ人作家エミリ…

「コロナウィルスで隔離されたら、どんな本読む?」米・巨大掲示板Redditより

コロナウィルスに関して、今のアメリカは日本とほぼ同じ推移を数週間遅れでたどっている感じです。感染者・発症者ゼロだった田舎の州でも、ちらほらと感染報告が聞かれるようになってきました。生活必需品の買い占めなどもニュースになってきたり、都市部で…

スティーブン・キングの最新長編、超能力を持つ子供たちの戦いを描いたサスペンス・スリラー『The Institute』(by Stephen King)

スティーヴン・キング『The Institute』米国版表紙 「なあ、ジェイミソン、自分が生きてると思ってる人生ってのは現実じゃないんだ。影絵の劇でしかないんだよ。俺ってやつは、そこでライトが消えると喜ぶやつさ。暗闇じゃ、影は全部消えるからな。」 “You k…

あの時、別の選択をしていたらもっと良い人生があったのだろうか?『Dark Matter (日本語版題名:ダーク・マター)』(by Blake Crouch)

愛され、待たれながら、毎日家に帰ってくる人たちがいるのはなんという奇跡だろう。 私はいつでもそのありがたさをわかっていると思っていた。しかし、ここで寒さの中で座っていると、それを当たり前と思っていたのが分かる。そういうものだろう? 自分が手…

ディストピア小説を通り越してもはやホラー? 現実味を帯びているだけに怖過ぎる『The Handmaid's Tale(日本語版題名:侍女の物語)』by Margaret Atwood

そう遠くない未来、現代のアメリカの特定地域(多分ボストン周辺)は、キリスト教原理主義者のようなセクトの制圧地域となってしまった。そこで繰り広げられるおぞましいドラマが、ある一人の女性(Handmaid=侍女)の語りでつづられてゆく。カナダの大御所女…

The Maze Runner (The Maze Runner Series, Book 1) By James Dashner

この間「ダイバージェント」三部作を読了し、荒廃した近未来はもうお腹いっぱいのはずなのに、またディストピア系SFのYAノベルです。The Maze Runner (The Maze Runner, Book 1)作者:James Dashner出版社/メーカー: Delacorte Press発売日: 2009/10/06メディ…

Allegiant (Divergent Trilogy, Book 3) by Veronica Roth

人々を性格や適性によって特定の集団に分けて管理する近未来社会と、その混乱を描いたSF小説三部作の完結編。日本語版の題名は、「ダイバージェント3 忠誠者」。Allegiant (Divergent, Book 3) (Divergent Trilogy) (English Edition)作者:Veronica Roth出…

Insurgent (Divergent, Book 2) By Veronica Roth

"You have failed. You can't control me!" I scream, so hard it hurt my throat. I stop struggling and sag against Peter's chest. "You will never be able to control me." I laugh, mirthless, a mad laugh. Insurgent (Divergent, Book 2) Chapter T…

Divergent (Divergent Trilogy, Book1) By Veronica Roth

"I like how you look. You're deadly smart. You're brave. And even though you found out Marcus..." His voice softens. "You aren't giving me that look. Like I'm a kicked puppy or something." Divergent (Divergent Trilogy, Book1) Chapter Twent…

「銀齢の果て」筒井康隆

銀齢の果て (新潮文庫) 作者: 筒井康隆 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2008/07/29 メディア: 文庫 購入: 4人 クリック: 42回 この商品を含むブログ (36件) を見る いつもの筒井康隆を貫いていて、中身はエログロ、スラップスティックSFなので、まじめで上…