THE X-CHAPTERS / Xチャプター

米国から本の話題をお届け

読書家の皆さん、読み終わった本をどうしていますか?

 読み終わった本を、ほかのごみのようにゴミ箱にポイっと捨てることがどうしてもできない・・・これは、私だけでしょうか? 雑誌はどうにかそうできるようになったんですけど、雑誌ではない書籍に関しては、まだどうしてもできません。 ほかの物、例えば洋服なんかは、「これは貰い手はないだろうなあ」と思ったら、あまり躊躇せずに処分できるし、私自身はあまり物に執着が無く物を溜め込まないほうだと思うのですが、本だけはどうも処分するのが下手です。ものすごく精神力が要ります。なぜなんでしょうね。

 中には、読み終わった瞬間、「これは捨ててもいい、いや、喜んで捨ててやる!」と思える本もあるにはあるのですが、難しいのは「読んでいてまあ面白かった。ためになる部分もあった。しかし、もう一度読み返すことは無いだろう」という本です。
 特にミステリ系の本とか結末がわかっているので二度読みたいとは思わないんだけど、現実を忘れて3時間も私を夢中にさせてくれたわけじゃないですか。なんだかすごく恩義を感じるし、私にはもう読む価値が無くても、他の誰かに楽しい3時間を提供できる中身であることは変わらないわけです。 
 ブック〇フに持って行けば、とあっさり言われそうですが、多分かなり状態が良い本、売れそうな本以外は引き取った後、捨ててますよね? ほかの古本屋さんだってそうだと思います。 第一、海外だとかなりの都会じゃないとブック〇フ無いし・・・。わざわざ日本から海を渡ってきた本たちは、日本にいる時より自分の中で数倍価値を増しているし、かと言って和書の古本への需要は少ないわけだし、海外在住者は多分かなり本をため込んでいると思われます。 どこかに寄付したって、かなりの売れ筋の本とか高価なナントカ全集以外はあっさり捨てられているでしょうね。 以前、某日本語学校の古本バザーを手伝ったことありますが、皆さん読みたくない本はタダにしても持って行ってくれません。 結局、売れ残ったものすごい量の本を捨てました。 自分の本でも無いのに、ものすごい罪悪感で落ち込んだっけ。 誰に、何に罪悪感を感じているのか自分でもよくわからなかった。 なんだろう、読まれなかった物語たちに自分の無為な人生を重ねているのか・・・? それとも、書いた方の労力に? 伐採された森林に??
 以前、親戚に「あなたは本が好きだから」と、その人が読み終わった大量の本を段ボール数箱ドンと置いて行かれたことがあり,かなり困惑したこともありました。そして、その大量の本の中に読みたいと思えるものがほとんど無い! 要するに、みんな「本をゴミとして捨てる」という自分にとってとても辛い行為を古本屋さんに売ったり、寄付したり、知人に押し付けたりという形で、他人に肩代わりしてもらっているだけですよね。
 ゴミにせずに本を有効に再利用するにはどうしたらよいのか? 
アメリカで、公園のはしっことか民家の庭先に、こういう「勝手に持ってってね図書館」を見かけることがあるんだけど、これだと誰かに押し付けずに読みたいと思った人が持って帰れるからいいなと思います。 日本に住んでいた時、地下鉄のホームのそばにそういう本棚を設けてくれていた駅もありました。 もっと増えればいいのに。
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Image by kwhitt from Pixabay
 でもまあ、海外在住の日本人の方には使えないアイディアですし(日本語の本を読みたい外国人がいない)、私がこんなの作って読み終わった本を入れて置いたら、誰も私の変な趣味に偏った本を持って行ってくれず、たちまちいっぱいになって入らなくなりそう。 本って、私が思うよりずっとずっと価値が無いんですね。
 もういっそ、読むものとして活かすのはやめて、こういうのはどうですか?
www.wayfair.com
www.recyclart.org
テーブルとか机とか棚とか、家具にしてしまう!! ベッドの下に入れて、ベッドを少し高くするとかでもいいし。 たまにタイトルを見て「この本、面白かったなあ」と懐かしがったり改めて本に感謝したり、来客時にも「この本、おもしろかった?」などと聞かれて話題になるかも・・・ならないか。
 皆さん、本との上手なお別れのしかたがあったら是非教えて下さい。 物理的な処理方法ではなく、特に気持ち的な区切りの付け方が知りたいです。 私は、ブログに読後の感想を書くことで少し区切りがついて別れやすくなるか?と思って実験中なのですが、なんか逆効果のような気もしてきました。 本当に難しいです。
blog.the-x-chapters.info
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