THE X-CHAPTERS

米国から本の話題をお届け

どうするどうなるトランプ大統領のホワイトハウス回顧本の100億円(?)契約

 2020年11月17日発売のオバマ元大統領の回顧録『A Promised Land(日本語題:約束の地 ※日本では2021年2月発売)』が売れまくっています。

A Promised Land

A Promised Land

  • 作者:Obama, Barack
  • 発売日: 2020/11/17
  • メディア: ハードカバー
gakugei.shueisha.co.jp

 読書家でも知られるオバマさん、相当の気合を入れた様子です。700ページ越えの大著を上梓、しかもすべて原稿は手書き。明治の文豪か? 暇なんですかね? 腱鞘炎が心配です。よく頑張ったオバマさん!!
 と、思っていたらこれは二部作の前編でしかないっていうじゃないですか。ガクッとなりました。一冊にしようと思ったけど長くなっちゃった~続きはあ・と・で、という流れみたいなんですけど、夫婦揃って庶民から金巻き上げてますね!! ミシェル・オバマ夫人も『マイ・ストーリー(原題:Becoming)』で既に800万部売り上げていますからね。

マイ・ストーリー

マイ・ストーリー

オバマ本を上下巻揃えたら筋トレのウェイトに使えそう。アンチからも、
「トイレットペーパーが足りないこの時にこんなにたくさんありがとう!!」
と喜ばれていました。

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Costcoでもだいぶ山が低くなっていたオバマ元大統領『A Promised Land』

 オバマ回顧録の大ヒットに湧く米国出版業界、この本がパンデミックで息も絶え絶えの個人経営書店の最後の砦だとかなんとか言われていますが、こうまで売れると避けて通れないのがあの方です。
 そうです、今かなり粘ってはおられますが、1月にはホワイトハウス卒業生になることはおそらく避けられないであろうアメリカ合衆国第45代大統領ドナルド・L・トランプ。選挙に負けて大統領やめるのは不本意でしょう。しかし、やめて過去の人になって初めてできるようになることがありますよ。

「ホワイトハウス時代を振り返る回顧録」が出せるようになります! おめでとう! いやもう、絶対出すでしょう。  

 しかし、さすがあの方。あの方にかかると何事もすんなりいきません。なんかいや~な感じでもめてますよ。

 そんなわけで、話題に乗って、今回は米国大統領による回顧録を徹底調査しました。
 

恒例の退任後ビジネスと化した回顧録出版

 アメリカ合衆国大統領の給与は、現在年間40万ドル(約4千万円)。4年~最長8年の任期中通して基本同じ給与です。法律改正が無い限り昇給は無し。
 このほかに各種手当がつき、ホワイトハウスにタダで住めてエアフォースワンでタダで移動出来たり、まあいろいろ福利厚生があるとはいえ、大統領の仕事自体への報酬はそれほどでもないと思いませんか。その辺の悪徳弁護士とか、うまくいってる会社のCEOとか、スポーツ選手とかちょっと売れた俳優とかのほうがずっとガッポガッポ稼いでます。
 しかし、大統領任期中はいまいちそいつらに後れをとったとしてもいいのです。大統領が本当に稼げるのは辞めてからです。
 ホワイトハウス時代を振り返った本を一作出すだけで、任期中の給与を軽く超える額が受け取れるのですから。
 不人気の中でホワイトハウスを去った子ブッシュですら、2010年出版の『Decision Point(決断のとき)』で$10ミリオン(約10億円、インフレを考慮すると実際はもう少し高額か)の契約をとっています。

決断のとき(上)

決断のとき(上)

 元大統領による回顧録出版、初代大統領から続く伝統というわけではなく、当初は生きている間に伝記を出すのはどちらかというとあつかましい行為と思われていて、元大統領自身が功績を後世に残すために本を執筆しても出版は本人の死後だったとのこと。
 それが変わって行ったのが南北戦争のあたりから。
 最初に大統領時代の回顧録を生前に出したのは第15代大統領のジェイムズ・ブキャナン。アメリカを南北戦争と言う内戦に向かわせた失政の責任転嫁に終始したひどい内容の本だったものの、自国の内戦を理解したいという読者の欲求が高まったタイミングに合っていたためベストセラーになりました。ここから、南北戦争にかかわった政治家や将軍の本が相次いで出版されるようになり、第18代大統領ユリシーズ・グラントの回顧録の出版でピークに。
 グラント大統領は、大統領としてはかなりいまいちだったものの、南北戦争で北軍を勝利に導いた将軍として人気があり、しかも文才があったようで、大統領退職後に経済的に困窮していたところを新聞に寄稿することで食いつないだ方。あのマーク・トウェイン(!)が編集者となって書かれたグラント大統領の回顧録は、末期がんに苦しみながら執筆が続けられ、亡くなる数日前に脱稿。本人の文才と内容の良さ、加えてこのドラマチックな出版までの流れで、本を買うのがまだまだ贅沢だった時代に売れに売れ、現在にして約12億円の利益を遺族にもたらしたそうです。
 こうして元大統領による回顧録出版はビッグ・ビジネスになってゆき、第33代のトルーマンからはほぼすべての大統領が任期終了後に自分の人気を振り返る本をなんらかの形で出版する伝統ができました。しかし内容や執筆スタイルに関しては特にこれといった定番も無く、長いのもあり短いのもあり、自分で書く人もいればゴーストライターに書かせる人もいるし、ひどいのもあれば出来のいいのもあり・・・なんでもありのようです。
 ただ、元大統領による退任後の回顧録はもはや歴史の一部と言ってもいい文化になっていることは確かです。

すごかったオバマ夫妻の出版契約

 在任中から人気が高かったオバマさんの退任後の本の出版の権利は、数々の出版社が争奪戦を繰り広げ、結局、英語圏出版社の「Big5」と呼ばれる最大手五社(ペンギン・ランダムハウス、ハチェット、ハーパーコリンズ、マクミラン、サイモン&シュスター)のひとつ、ペンギン・ランダムハウスが60億~65億円(正式額は公表されていない)で勝ち取りました。でもこれはオバマ元大統領との単独の契約ではなく、ミシェル&バラク・オバマ夫妻による複数の本の契約です。
 比較として、もう一組のパワーカップル、ヒラリー&ビル・クリントン夫妻の場合はどうだったかを見てみます。ヒラリーも何冊も出しているので、難しいところですが、ビル・クリントンの回顧録『My Life(マイライフ クリントンの回想)』とヒラリーの一番高かった回顧録『Hard Choices(困難な選択)』の契約額を合計して、インフレーションを考慮して現在の貨幣価値に直すと約42.5億円(ソース:Vox「What the Obamas’ $65 million book advance actually means」 

困難な選択 (上)

困難な選択 (上)

 これは「出版前契約金」ということで、簡単に言うと「想定される売り上げ部数の印税の前渡し」なのですが、クリントン夫妻は余裕でこの「想定される売り上げ」を越え、それ以降の売り上げからも印税ガッポガッポだったとのことです。
 しかし、このクリントン夫妻の出版前契約ですらオバマ夫妻の三分の二程度。出版界のオバマ夫妻へのものすごい高い期待がよくわかります。出版史上最高級の大型契約だったと言えます。
 

どうしてもオバマの契約を越えたいトランプ

 そして、トランプ大統領が間もなく、この回顧録出版の歴史に加わろうとしています。本人の希望は、出版前契約金100億円だとか。ただし、これは本人が正式にコメントしたのではなく、トランプ大統領に近い人が漏らしただけ。本人はまだ選挙結果に不正があったとして戦う姿勢なので、辞めることを想定したそんなコメントはできないわけです。メラニア夫人は、もう既に自分の回顧録の出版契約先を探し始めたというニュースも入ってきましたが・・・。
 本当のところはそんな高額を本当にふっかけるのかわかりませんが、少なくともオバマよりも少ない契約金額では納得しないだろうということは確実でしょう。
 そして、ある意味オバマとは理由はちょっと違うものの彼と同じくらい「歴史に残る大統領」になる可能性があるトランプ大統領の回顧録は、内容にもよりますがかなりの売り上げが予想されます。出版社の投資に見合った売り上げをもたらす可能性も高いわけです。

出版社の葛藤、金とキャンセル・カルチャー

 出せば、必ず売れる。
 これまでも数々のトランプ関連本は出すたびに売れてきたのだから、トランプ本人の回顧録が売れないわけがない。「サラ・ペイリンの本ですら250万部売れた。トランプなら発売初週に100万部売るだろう」という編集者もいます。
 ビジネスですから、金のなる木が目の前にあったらそれは飛びつきたいのは当然。本音はどの出版社も喉から手が出るほどトランプと契約したい。しかし、そうは簡単に行きません。
 まず、その金が無い。
 100億円出せる出版社となると、Big5レベルの出版社に限られてくるでしょう。弱小無名出版社では無理です。
 しかし、そういう大手になればなるほど、金とは別に気にしなければ問題が出て来ます。そうです、キャンセル・カルチャーです。
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 J・K・ローリングのおかげで、英語圏で今年ほど「キャンセル・カルチャー」という言葉が定着した年は無かったんじゃないでしょうか。当ブログでも何度か彼女の炎上とキャンセル・カルチャーに関しては紹介してきましたが、簡単に言うと、
「SNSを中心としたボイコット運動の一形態、気に入らない発言や行動をした有名人やその関係組織の糾弾を目的に、とにかく不買・拒絶・関係断絶・完全拒否を貫くこと」
という感じでしょうか。
 とにかく、いったんキャンセル・カルチャーの対象になったら、釈明や話し合いの機会はほぼ与えられず、ネットを中心にそれこそウィルスのようにその動きが拡がって修正が難しいのが特徴です。
 しかし今回の場合、出版社が怖がっているのは「大衆にキャンセルされること」ではなく「金の卵の作家や出版エージェントにキャンセルされること」です。

キャンセルされた出版契約2例

 キャンセル・カルチャーが出版契約にも影響を及ぼしている例としてよく引き合いに出される出来事が映画監督ウッディ・アレンの自伝と極右の論客マイロ・ヤノプルスの回顧録の出版契約です。
 ウッディ・アレンはハチェット社と、ヤノプルスはサイモン&シュスター社と、両者とも業界最大手クラスの出版社と回顧録出版の契約を結んでいました。
 が、ウッディ・アレンは小児性愛疑惑(しかも自分の子供が相手)で知られる完全にモラルがぶっこわれている映画監督。こういう人に限って才能があるのがまたややこしい。そして彼の息子ローナン・ファローがジャーナリストであり、ほかでもないMeToo運動に決定的な影響を与えた本でピューリッツァー賞までとっているというのがますますややこしい。ローナン・ファローのその業界セクハラ告発本を出したハチェット社が、今度は彼の小児性愛者のお父さんの自伝を出すというのは、セクハラだの性犯罪だのをする側の言い分も聞かないとね・・・とバランスをとったつもりか? それとも売れりゃなんでもいいのか?

Catch and Kill: Lies, Spies and a Conspiracy to Protect Predators

Catch and Kill: Lies, Spies and a Conspiracy to Protect Predators

  • 作者:Farrow, Ronan
  • 発売日: 2019/10/03
  • メディア: ハードカバー
 当然、ローナン・ファローは「あいつに自分の言い分を発表する場を与えるのなんて、あいつの行為を認めるのと同じこと。そんな出版社と仕事するなんて自分の良心が許さない」と、一種「ハチェットさん、キャンセルしますからね」というほのめかしで猛反発。ハチェット社の社員や関係者とともに抗議の行進を行ったり、出版反対運動繰り広げました。
 結果、ハチェット社は今年2020年春に出版予定だったウッディ・アレンの自伝出版を断念。自伝はもっと小さな出版社から結局出ることは出てはいます。でも、Big5から出るのとは大違いな地味な売られ方にはなりますよね。出版キャンセル運動は一応これで成功なんでしょう。
Apropos of Nothing (English Edition)

Apropos of Nothing (English Edition)

  • 作者:Allen, Woody
  • 発売日: 2020/03/23
  • メディア: Kindle版
 マイロ・ヤノプルスの回顧録出版契約も、サイモン&シュスターみたいな大きな会社がそもそも炎上発言で売っているようなヤツにウン千万円で出版契約した時点で、お抱え作家たちから「あんたのところに書かないぞ」と抗議が殺到。

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極右のアイドルだったヤノプルス(Wikipediaより)

 契約しただけでもヒンシュクだったのに、ヤノプルスご本人が、大人と年端も行かない子供の性的な関係を「同意してればいいんじゃないの」的に容認する問題発言をして、キャンセル運動の嵐が吹き荒れ、出版社はヤノプルスの自伝出版を止めざるを得ない事態になりました。
 モラルに問題があるやつの本を出す、というのは出版社にとって儲かるけど扱いが難しい問題になっています。
 トランプをこれらの変態や変人(言い過ぎですかね)と同列に考えるのもどうかと思うのですが、トランプはアメリカ人を非常に感情的にさせる存在であり、「あいつだけは絶対に許さない」と考えている人も多いのです。日本人にとっては、「中国に厳しくしてくれている」というなんとなく日本人に利をもたらしそうな存在に見えるみたいですが、一部のアメリカ人にとっては命や尊厳を脅かす存在と言っても過言ではありません。
 出版社がトランプ回顧録出版でどのようなキャンセル運動が起こるのか戦々恐々なのもわかります。

関係者の反応

 出版社が恐れている作家や出版代理人たちの反応は二分しているようです。
 ドラマ『リトル・ファイアー彼女たちの秘密』の原作『Little Fire Everywhere』などでも絶好調の作家セレステ・イングさんは、ご自身の本を出している出版社、ペンギン・ランダムハウス社がトランプの回顧録を出すことになったら「抗議する」とコメントしています。(ソース:Presidential Memoirs Are Big Business. Will Anyone Buy Trump's?

Little Fires Everywhere (English Edition)

Little Fires Everywhere (English Edition)

  • 作者:Celeste Ng
  • 発売日: 2020/12/03
  • メディア: Kindle版
 出版代理人も「もうその出版社とは仕事しない」というきっぱりした人や、「自分が代理している作家でほかの出版社から出すようになる人が出てきてしまうから、できれば自分のところからは出さないでほしい」というややマイルドなコメントの人までいろいろな様子。

スティーヴン・キング、今回は寛容

 ここで、我らのキング先生登場。キング先生と言えばトランプに幼稚園児並みの罵詈雑言ツイートをしていることで有名です。
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 キング先生のトランプ回顧録出版に関するコメントですが、意外にも「いいんじゃないの」というリラックスした感じの内容でした。

「虫のいい嘘ばかり書くんだろうね。でも、私は読者には読みたいものを読む自由があると信じているし、検閲は嫌いなんだ。出版したいっていうならそうさせろよ。私の(本を出している)出版社(サイモン&シュスター)からじゃないといいが。どっちにしろ、批評家の酷評が待ちきれないよ」

“Anything he wrote would be a pack of self-serving lies, but I believe in the freedom of people to read what they want, and I hate censorship. Let him publish, if he wants. I hope my publisher won’t be the one to do it, but in any case I can’t wait to see the critics take him apart.”
(From: NY Times,
Presidential Memoirs Are Big Business. Will Anyone Buy Trump's?)

 キング先生、ウッディ・アレンの自伝がキャンセルされた時も、「こういう動きってどうなのかなあ」的なコメントをされておられました。「出せばいいじゃない、嫌な人は読まなきゃいい」的なスタンスのようです。ちょっと意外。

ネットの反応

 どうせ出すんでしょ、という諦めの空気が感じられます。
「嘘ばっかり書くに決まってるんだから、フィクションの棚に置け」
「ディストピア小説のジャンルに入れたら」
「絶対買う、燃やすためだけに」
「ツイートが300ページに渡って並ぶ!」
「四年間、Twitterでタダで嘘の羅列を読めたのに今更誰がお金出して読むの?」
「どこであれ、出版した出版社の本は二度と買わない。作家もその出版社からは出さないでほしい。」
 などなど。アンチのコメントが面白いです。皆さん「事実が書かれることはない」と決めつけていらっしゃいますね。

まとめ+私の意見

 私はトランプ支持者ではありませんが、まだ内容もわからないうちからヒステリックになることもないんじゃないかなと思います。自省に満ちた真面目な本になる可能性も1%くらいはあるじゃないですか。
 ただ100億円は吹っかけ過ぎかな。オバマ夫妻を超えたいのはわかったので、70億くらいでいいんじゃないでしょうか。それならゴーストライターに払った後もたっぷり残って負債の返済に回せるでしょうし。
 「真面目な話、トランプは大人になってから一冊も本を読み通したことがないんじゃないかな」
 「題名を『ソシオパス(反社会性パーソナリティ障害)』にすべきだった」
 これは、トランプ大統領による大統領就任前に出版された自叙伝『The Art of The Deal(日本語題:トランプ自伝―不動産王にビジネスを学ぶ)』のゴーストライターであるトニー・シュウォーツさんの言葉。今回はどのゴーストライターがどうやってトランプのこの四年間を本にするのかなど、トランプの本の場合は野次馬的な楽しさもあり、真面目・真剣一本鎗のオバマさんよりある意味面白いことは面白いとも言えます。どんなひどい本になるのか興味津々です。買うことも読むこともないとは思いますが。トランプさん・オバマさん級になるとだいたいメディアが本のハイライトをネタバレしちゃうので、それをチェックするだけでいいかな。

 ただトランプ大統領は、人の美醜や障害を平気でバカにしたり、心無い差別発言で人の心をズタズタにすることも多いので、そこは編集の段階でしっかり削ってほしい。要らない。「そこがいい、思ったことを率直に言うトランプ、かっこいい!」みたいな信者もいますが、そういう人は自分がバカにされたら絶対キレると思う。
 私は偉大だ!優秀なビジネスマン、最高の大統領だ!! って自画自賛しているだけなら特に害も無いし、どうぞご勝手に~という感じです。
 でもできれば、100年に一度のパンデミックのど真ん中にあたった運命の大統領だったわけですから、きっちり任期を振り返ってほしい。彼に影響を与えたのは誰なのか。誰の入れ知恵で何をどう選択したのか。支持者をどう見ているのか。アメリカの暗黒時代がどう作られたのか、考察の材料になる一冊になることを望みます。

 まずは、トランプ大統領が選挙の結果を受け入れてからですけどね。
 
参考記事:

A Trump Memoir Would Sell. Will Publishers Buy It? - The New York Times

Please don't give Trump a $100M book deal. | Literary Hub

Can Book Publishers Afford to Publish Donald Trump? | The New Republic

Presidents' Salary

A Brief History of Presidential Memoirs | History | Smithsonian Magazine

Has Donald Trump already landed a $100m book and TV deal? | Books | The Guardian

What the Obamas’ $65 million book advance actually means - Vox

https://www.theguardian.com/film/2020/mar/08/stephen-kings-attacks-axing-woody-allen-memoir

https://www.theguardian.com/books/2017/feb/21/milo-yiannopoulos-book-deal-cancelled-outrage-child-abuse-comments

Presidential Memoirs Are Big Business. Will Anyone Buy Trump's?