THE X-CHAPTERS / Xチャプター

米国から本の話題をお届け

オバマ元大統領の2020年お気に入り本を解説

f:id:AgentScully:20210102142718j:plain
悪いことできないナンバープレート発見

2020年ももうすぐ終わりだし、私の今年のお気に入りのリストを皆さんに伝えたい。まずは、今年気に入った本から。第44代大統領とかいう人の『A Promised Land』もすごいいい本だと思うけど入れないでおくよ。皆さんにも私と同じくらいリストにある本を楽しんで読んでほしい。

(バラク・オバマ、2020年12月17日のTweetより)

f:id:AgentScully:20201230073145j:plain
オバマ元大統領2020年12月17日のツイートより

 
 毎年末恒例、バラク・オバマ元大統領による、その年に気に入った本や音楽、映画のリストが発表されました。
 
 その中から、「お気に入り本リスト」を徹底捜査したいと思います。

 なんというか、本当にオバマらしいリストで、サラッと出しているけれど、実は結構、あちこちに気を遣っているんじゃないかという感じがする。女性、男性、人種に偏りの無いように入れていますね。

 昨年のオバマお気に入りリストを紹介する記事にも同じようなことを書きましたが、オバマはずばり「金に興味が無い」。今回も一貫してそれが出ています。金融だの経済だのにあまり興味は無く、あくまで面白いと感じるのは人間そのもの。科学やテクノロジー関連の本も少ない。悩み、傷つき、差別したりされたりしながら生きていく人間が描かれている本ばかりです。

 ピューリッツァー賞や全米図書賞受賞の作家やジャーナリストの本が多く、ブッククラブではリース・ウィザスプーンではなく断然オプラ・ウィンフリー。
 全体的に、既に批評家に評価されている本が多く、「こんなのどこで見つけたんだ」というようなびっくりなチョイスは少なめ。5,13,16みたいな本が入っているところがおもしろい。

 オバマは職業選択間違えたな。ジャーナリストとか学者とかになって世界を変えたほうがよかったんじゃないの?

 それでは、リストにあった全17冊がどんな本なのかそれぞれ簡単に以下に紹介していきます。
 未訳の本がほとんどですが、オバマがリストに入れた本はその後に本当によく売れるので、邦訳版がこれから出る本もあると思います。洋書を読まない方も記憶の片隅に置いておいて将来の本選びに参考にしていただければ嬉しいです。
 

1) 『Homeland Elegies』(by Ayad Akhtar)

Homeland Elegies: A Novel (English Edition)

Homeland Elegies: A Novel (English Edition)

  • 作者:Akhtar, Ayad
  • 発売日: 2020/09/15
  • メディア: Kindle版
 2020年9月刊行。批評家の評価がとにかく高かった本。多くの文芸批評家や新聞、雑誌が今年のベスト本の一冊に挙げている。
 作者のアヤド・アクタルは、アメリカの劇作家、脚本家、小説家。2013年のピューリッツァー賞戯曲部門受賞者であり、パキスタンからアメリカに移民したムスリムの両親を持つ、いわゆる「移民二世」。作者がその生い立ちを通して、自身の両親のような移民そして移民二世がこの世界でどう居場所を見つけるか、911以降のアメリカをどう生きたかなどを綴っている「移民文学」。フィクションなのかノンフィクションなのか、小説なのか回顧録なのか自伝なのか、なんと呼んでいいのかわからない作品、と批評家もジャンル分けを困っている。
 作品紹介を読んでいて、高校生のエッセイコンテストで数年前に優勝した、作者と同じくムスリムの移民二世の青年のエッセイを思い出した。911の直後、テレビに映し出されたオサマ・ビン・ラディンの写真を見て、まだ幼かったその子が「お父さんだ!お父さんがテレビに映っている!!」と喜んだ時の(ターバン巻いている中年男性=お父さん、と思ったらしい)、両親のなんとも言えない悲しい顔。その表情の意味を大きくなるにつれて知るようになった・・・というやつ。
 911以降のアメリカは、ムスリム系の移民やその家族には本当に生きづらい場所になってしまった。かと言って祖国にはもう帰れる場所も無い。私自身も今この国で「移民」なので、作品紹介をしているだけでもなんだか切なくなる本。是非、読んでみたい。

2) 『Jack』 (by Marilynne Robinson)

Jack

Jack

 2020年9月刊行。アメリカの作家マリリン・ロビンソンによる長編小説。
 著者の代表作は2005年にピューリッツァー賞フィクション部門を受賞した『Gilead(邦題:ギレアド)』。今回の『Jack』は、アイオワの田舎町の牧師と信仰をテーマにした著者のライフワークであるギレアド・サーガの第四部。
ギレアド

ギレアド

 オバマ大統領は上記『ギレアド』が以前からのお気に入りで、過去には作者に直接インタビューまでしている。

3) 『Caste』(by Isabel Wilkerson)

 2020年8月刊行のノンフィクション。オプラ・ウィンフリーのブッククラブの課題図書に選出。2020年11月にはNYタイムズ紙ベストセラーランキングのノンフィクション部門第一位になった。
 著者のイザベル・ウィルカーソンは、アメリカのジャーナリスト。NYタイムズ紙シカゴ支局長時代に執筆した記事で1994年にピューリッツァー賞を受賞している。
 今回の著作では、タイトル通りアメリカ社会の見えない「カースト」、特に人種間のカーストの起源や仕組みの分析と考察がなされている。

4) 『The Splendid and the Vile』(by Erik Larson)

 2020年2月刊行のノンフィクション。著者はアメリカ人ジャーナリスト、ノンフィクション作家のエリック・ラーソンで、世界博覧会に湧くシカゴで連続殺人を繰り返した殺人鬼を追った『悪魔と博覧会』などが有名。ノンフィクションなのにフィクションのように読めるというのが著者の持ち味。
 今回は、第二次世界大戦の真っ最中に英国首相になったウィンストン・チャーチルの前例の無い状況におけるリーダーシップとその劇的な舞台裏や家族との関わりに迫った一冊。
 批評家からの評価も、本の売れ行きもよく、2月刊行なのに年末のベストセラーランキングで上位に位置していた。

5) 『Luster』(by Raven Leilani)

Luster: A Novel (English Edition)

Luster: A Novel (English Edition)

 アメリカの黒人女性作家レイヴン・レイラニによる、2020年8月刊行のデビュー小説。出版先を見つけるまでかなりの時間がかかったものの、出版後は予想を上回るヒットでNYタイムズ紙ベストセラーランキング入り。
 「初めて○○○をした時、私たちは二人とも服を着たままだった。」
 冒頭からそんな文章の大人の小説。人生に迷える23歳の黒人女性エディが、不倫相手の40代の男性のオープン・マリッジに巻き込まれたり、彼らの養子の黒人少女と交流が生まれてしまったり・・・思わぬ経験をしながらも成長していくエディの姿を描いたフィクション。適職探し、自分の才能への疑問、性生活、人種問題など、若い黒人女性の葛藤が赤裸々にそして楽しく描かれている、と好評。

6) 『How Much of These Hills is Gold』(by C Pam Zhang)

How Much of These Hills Is Gold: A Novel (English Edition)

How Much of These Hills Is Gold: A Novel (English Edition)

  • 作者:Zhang, C Pam
  • 発売日: 2020/04/07
  • メディア: Kindle版
 アジア系アメリカ人女性作家C・パム・ザンによる、2020年4月刊行のデビュー小説にして2020年のブッカー賞の最終候補作。
 ゴールドラッシュの時代の西部を舞台に、中国系アメリカ人の二人のきょうだいのドラマを描くヒストリカル・フィクション。ローラ・インガルス・ワイルダーやジョン・スタインベックを愛読して育った作者曰く、「そういう本に出てくる人々はいつだって白人だってことにそのうち気がついた。私は、私自身が投影されているのが見えるアメリカの一大叙事詩を書きたかった」。
 セス・マイヤーズのレイト・ショーに出演している映像を観ましたが、個性的な髪型、美しいメイクやファッションが、香港映画の女優さんみたいで印象的な方でした。期待の新人。

7) 『Long Bright River(邦題:果てしなき輝きの果てに)』(by Liz Moore)

Long Bright River: A Novel (English Edition)

Long Bright River: A Novel (English Edition)

  • 作者:Moore, Liz
  • 発売日: 2020/01/07
  • メディア: Kindle版
 本国アメリカでは2020年一月刊行、5月にもう早川書房から翻訳版が出たと知りびっくり。早い。アメリカ人作家リズ・ムーアによる社会派犯罪小説で、アメリカに蔓延するオピオイド系鎮痛剤中毒の闇を題材にした作品。鎮痛薬の過剰摂取で亡くなる確率は、米国では交通事故よりも高いとか。大きな社会問題になっている。
 作る方も売る方も儲かるからやめない。医者もちょっと「痛いんです苦しいんです」と言えば強い痛み止めの処方箋を簡単に書いてくれる感じ。以前、私の配偶者が帯状疱疹になって痛みに苦しんでいた時、処方された痛み止めがすごかったらしい。ピタッと苦痛が無くなり、「これ、すごいよ、これはなんかの時に使える、とっておこう」と感激顔。怖くなって捨てた。彼は大丈夫だろうけど、私は一回飲んだら中毒になるなと思った。
 考えれば考えるほど暗くなる問題で、この小説も暗さはすごそうだけど、完成度の高い心理スリラーになっていてミステリ要素も多い、「読み始めたら続きが気になる」系の小説になっているようです。

8) 『Memorial Drive』(by Natasha Trethewey)

Memorial Drive: A Daughter's Memoir

Memorial Drive: A Daughter's Memoir

 2007年に詩集『Native Guard』でピューリッツァー賞詩部門を受賞しているアメリカの詩人、ナターシャ・トレザウェイによる回顧録。
 作者の母親が二度目の結婚相手(作者にとっては継父)に射殺されたのは、作者が19歳の時だった。なぜ彼女は殺されたのか。その悲劇の前後で作者の人生はどう変わったのか。喪失の苦しみをどう生き抜いたのか。また、人種分離が根強かった南部で彼女の母親は黒人女性としてどのような人生を送った人だったのか。黒人と白人の異人種夫婦の子として、作者自身はどのような少女時代を送ったのか。詩人らしく、美しい言葉で綴られた忘れがたい回顧録と評されています。

9) 『Twilight of Democracy』(by Anne Applebaum)

 2020年7月刊行。日本では『グラーグ ソ連集中収容所の歴史』『鉄のカーテン:東欧の壊滅1944-56』などの著者が翻訳されているピューリッツァー賞受賞のアメリカ人歴史学者、ジャーナリストのアン・アプルボームによるエッセイ集。民主主義の衰退、右傾化する世界の流れをわかりやすく解説している。

10) 『Deacon King Kong』(by James McBride)

Deacon King Kong: A Novel (English Edition)

Deacon King Kong: A Novel (English Edition)

 2020年3月刊行。アメリカ人作家、ミュージシャンであるジェイムズ・マクブライドによる小説。作者は、ユダヤ系白人の母とアフリカン・アメリカンの父親の間に育ち、12人きょうだいの8番目だったという自身の生い立ちを振り返った回顧録1995年の『The Color of Water(邦題:母の色は水の色―12人の子を育てた母の秘密)』で一躍有名になり、2003年の『The Good Lord Bird』で全米図書賞フィクション小説部門を受賞した作家。
 本作は、受賞以来初の長編小説。オプラのブッククラブの今年の選書の一つになって話題になり、NYタイムズ紙など大手紙の批評家が2020年のベスト本に選んでいる。これがまたジャンル分けや説明が難しい小説。60年代の終わりごろのブルックリンを舞台に、多種多様、多彩な登場人物たちの生が思わぬ形で重なる様が暖かくコミカルに描かれている。批評を読む限り、小説の明るいトーンが評価されているのが印象的。ハッピーな小説ってあまり無いですからね。
 

11) 『The Undocumented Americans』(by Karla Cornejo Villavicencio)

The Undocumented Americans (English Edition)

The Undocumented Americans (English Edition)

 アメリカでしょっちゅう選挙の争点になる「ドリーマーズ」。子供の頃、不法移民の親に連れられてアメリカに来た不法移民の子供たちのこと。自分の意志や力ではどうにもできない事情で不法移民になってしまった彼らをどうするのか。アメリカにいる権利も保証されず、親の祖国にも帰れない彼らドリーマーズ。トランプ大統領は、大統領になった途端、彼らへの救済措置法案を廃止すると発表した。
 作者がこの本の執筆、リサーチを始めたのはその頃。作者は、ドリーマーズの中で最初にハーヴァード大学を卒業した一人と考えられている(不法移民は身分をおおっぴらにできないので正確な卒業者は推定しかできない)。
 作者自身の人生を振り返った回顧録部分と、全米各地の不法移民の生きざまを取材して書かれた文章から成る本。全米図書賞最終候補作。2020年3月刊行。
 私自身、アメリカで10年以上暮らしているけれど、不法移民の実態、つまり彼らが何をしてこの国のどこでどのように生きているのかというのはほとんと知らない。だって、「私は不法移民でーす」っていう人なんているわけないから。国を支える労働力として不可欠でありながら同時に「出て行け」と言われる立場・・・忘れられた人々の貴重な生の声を聴いてみたいと思う。

12) 『The Vanishing Half』(by Brit Bennett)

The Vanishing Half: Sunday Times Bestseller (English Edition)

The Vanishing Half: Sunday Times Bestseller (English Edition)

 2020年6月刊行。2020年、本当にあちこちで表紙を見かけた本。まだ売れている。2020年を代表する本の一冊と言えると思います。
 ところで、ここ数年以内の出来事というだけで正確な年月を覚えておらず、リンクが張れないのですが、
「黒人の権利擁護団体の代表を務めていた黒人女性が、実は白人だった」
というようなびっくりニュースがアメリカでありました。あと、2020年のニューベリー賞(児童文学のアカデミー賞みたいな位置づけ)をとった『New Kid』の主人公の少年は「バケーションでこんがり日焼けした白人より薄い色の黒人」という設定。
 ・・・なんかもう、「黒人って・・・ナニ・・・?」になりませんか? 
 白人でも黒人になれるし、黒人でも白人になれちゃうじゃない。そうです、同じ「黒人」でも、まさに漆黒というような濃い肌の方と、一年中日焼けしている白人かなというような方までいて、嫌な話だけど、その濃淡でまた差別・区別がある。私には理解できませんが、濃ければ濃いほど差別されるというか・・・でも逆に『New Kid』の「薄い」黒人少年は薄い色のことを指摘されて嫌がっていて、全然それをいいと思っていない。とにかくまあ、濃くても薄くてもなんかめんどくさいことになるということでいいんでしょうか。本当にもう、人間って・・・。ため息が出ます。どうして肌の色はこんなに微妙な問題なんでしょうかね。
 話を本に戻すと、この小説は「薄い肌の色の黒人双子姉妹の一方が白人として生きることを選び、もう一方が黒人として生きることを選ぶ」というこのご時世に超超超・微妙かつ挑戦的な設定で挑み、そして小説として大成功している作品のようです。
 30歳そこそこでこんな難しい題材で書いた作者、ブリット・ベネットは今作が長編二作目の黒人女性作家。すごいっす。

13) 『The Glass Hotel』 (by Emily St. John Mandel)

The Glass Hotel: A novel (English Edition)

The Glass Hotel: A novel (English Edition)

 カナダ人女性作家、エミリー・セントジョン・マンデルによる2020年3月刊行の長編小説。作者は、この新作より2014年発表のパンデミックものの文芸小説『Station Eleven(邦題:ステーション・イレブン)』のほうが2020年にぴったりで再注目・再評価されてしまい、新作宣伝のインタビューでもそっちのほうに質問が飛んでいて苦笑いだった。
 『Station Eleven』もクロス・ジャンルの説明が難しい小説だったけれど、今作も批評や作品紹介を読んでも「まあ、読んでみて」としか言えないような雰囲気。作者によると、
「どういう本なのか説明するのがすごく難しい本」
「多分、今まで一番書いた本の中で一番かわった本かな」
だそうで、作者ですら説明に困っている。そこが彼女の作品の持ち味でしょうか。
「幽霊、金、ホワイトカラーの犯罪、自分自身についている嘘に関する物語。幽霊と言ってもよくあるそれではない。自分が生きることが無かった人生、こうすればよかった、あんなことを言わなければよかった、そういうことにとりかれている、そういう幽霊。そのアイディアが気に入っている。」
「書こうとおもったきっかけは、バーニー・マドフの逮捕。」
 上記の言葉通り、巨額の出資金詐欺を物語の中心に添え、それを企てた人たち、それで人生が変わってしまった人たちや、その人たちの「幽霊」を様々な場所、時間を行き来しながら幻想的に書いている・・・という小説のようです。
 『Station Eleven』もなんだかよくわからないけど、なんだかやけに美しいエミリ・セントジョン・マンデル・ワールドがぼうっと暗闇で光っているような小説だったので、今作もそんな感じ?

14) 『Hidden Valley Road』 (by Robert Kolker)

Hidden Valley Road (English Edition)

Hidden Valley Road (English Edition)

 2020年4月刊行のノンフィクション。
 やっと私が読んだことのある本が来ました・・・。
 12人の子供のうち約半数が統合失調症を発症したあるアメリカの大家族。彼らの家族史を追いながら、統合失調症の謎に迫る。詳しくは拙者の以下の記事で。
blog.the-x-chapters.info

15) 『The Ministry for the Future』 (by Kim Stanley Robinson)

The Ministry for the Future: A Novel (English Edition)

The Ministry for the Future: A Novel (English Edition)

 アメリカの大御所SF作家キム・スタンリー・ロビンソンによる2020年10月刊行の小説。著者自身は、ヒューゴ―賞やらネビュラ賞やら世界幻想文学大賞やらの受賞者であり多数の翻訳本が日本でも出版されているキャリアの長いSF作家であるものの、本作はオバマの17冊のおすすめの中では世間の扱いが地味な本。年末の各メディアのベスト本に挙がったり、ブッククラブで取り上げられたり、ベストセラーランキングに入ったりした本ではない。
 気候変動をテーマにした、半分フィクション半分ノンフィクションのような本で、著者の過去の小説とはことなる作風になっている様子。
 

16) 『Sharks in the Time of Saviors』(by Kawai Strong Washburn)

 2020年3月刊行、ハワイ生まれでハワイ育ち、現在はアメリカ本土で暮らすアメリカ人作家カワイ・ストロング・ウォッシュバーンによるデビュー小説。ハワイのワーキング・クラスのある家族の子供が奇跡を経験する。その奇跡は家族をどう変えたのだろうか・・・? ハワイの古い神話や歴史、現在の人種問題、アメリカの植民地政策、環境問題など多くのテーマを盛り込みながら、家族が自分たちを再発見する物語。フルタイムのソフトウェア・エンジニアとして働きながら執筆した本作、各紙や雑誌で書評にもよく取り上げられ、高く評価されました。

17) 『Missionaries』(by Phil Klay)

Missionaries: A Novel (English Edition)

Missionaries: A Novel (English Edition)

  • 作者:Klay, Phil
  • 発売日: 2020/10/06
  • メディア: Kindle版
 2020年10月刊行、アメリカ人作家フィル・クレイによる初の長編小説。フィル・クレイは、元海兵隊員で、イラク派兵時の経験を元にした2014年の短編集『Redeployment(邦題:一時帰還)』で全米図書賞を受賞。
一時帰還

一時帰還

 今作『Missionaries』では、アメリカがスポンサーになっているコロンビアの内戦を中心にしながら、イエメンやアフガニスタンなどグローバルに展開され新しいテクノロジーが用いられるようになった現代の戦争が、そこに関わるそれぞれの人間にどう影響しているのかが描かれている。


 以上、17冊のオバマさんおすすめ本でした。

 去年も言ったけど・・・17冊は多過ぎる
読んだ本全部入れていないでしょうね? せめて10冊にして下さい。よろしく。

参考記事・動画:
Raven Leilani: 'I try to replicate a version of sex on the page where the reader feels like a voyeur' | Books | The Guardian
Emily St. John Mandel, Author of "The Glass Hotel" - YouTube
A Book Chat with Kawai Strong Washburn - YouTube

blog.the-x-chapters.info
blog.the-x-chapters.info