THE X-CHAPTERS

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【本棚探偵 第三弾】アマンダ・ゴーマン、ジェーン・グドール博士、ダニエル・カルーヤ、ジャレッド・レト

 有名人の本棚を勝手に解析する本棚探偵、第三弾。

 なんかコロナが落ち着いてきた(アメリカ基準でね)せいで、自宅の本棚の前からリモート中継出演してくれる有名人が少し減って、従来のスタジオでの出演に戻ってきている感じ。いいことなんだろうけど、本棚探偵としては寂しい・・・。

 憧れのあの人の本棚が見られるのも今だけかも? ということで、楽しみましょう!!

 今回は、以下の4名の御方々の本棚を探偵しました。それぞれのお方の人となりが出ている本棚です。

アマンダ・ゴーマン

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アマンダ・ゴーマンさん、PBSの番組出演映像より

 今、アメリカで一番勢いある女の子の一人。
 これまでもすごかったとは言え、バイデン大統領の就任式に史上最年少の「就任式詩人」として堂々登場したのをきっかけに一躍全米にブレイクした22歳。先日のNFLの頂上決戦スーパー・ボウルの試合前セレモニーでも詩を朗読。アマゾンのベストセラー・リストでは彼女の詩集が第一位に!
 やはり、ここは「22歳」というところがポイントか。やっぱ2歳か12歳か22歳じゃないとダメ。42歳とか72歳とかを否定しているわけではない。でも、「若い」ということはそれほど人に希望を与え大きな可能性を意味している。各メディアに出演しているお姿から「私はこれから」「なんだってできる未来がある」というエネルギーがびっしびしと伝わる。ま、眩しい!
 この年齢以降は、あと92歳か102歳になるまで、年齢で目立てるチャンスは巡って来ない。よし、私は「92歳の奇蹟の詩人」でも目指すか・・・。
 そうだ、彼女の本棚だった。
 彼女本人だけじゃなくて本棚も若い! なんかフレッシュ! そしてハーヴァード大卒というインテリながら、読んでいる本は意外と庶民的・大衆的で親しみを感じる。

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アマンダ・ゴーマンの本棚

 いつも同じ本棚の前からリモート出演しているけれど、中身の本が微妙に変わっていることから、本棚は演出用ではなくきちんと中の本を読んでいるのが分かる。背表紙の色別に整理しているのも面白い。全て紹介しきれないのが残念な素晴らしい本棚です。

① 『Catching Fire(邦題:ハンガー・ゲーム2 燃え上がる炎)』
『Mockingjay(邦題:ハンガー・ゲーム3 マネシカケスの少女)』(by Suzanne Collins)

 私の中で、アメリカと日本で知名度が一致しない小説ベスト10に入る小説。アメリカでは(特に若者なら)好き嫌いは置いといて実に多くの人が読んでいる、もしくは読んだことなくても知っている大大大ベストセラー『ハンガー・ゲーム』三部作。ここでは、第二部、第三部しか見つけられなかったけれど、第一部も多分この本棚のどっかにある。
 本の中身は、少年少女の殺し合いがスポーツになっている近未来を舞台にしたYAディストピア小説で思い切りエンタメ路線。日本では『バトル・ロワイヤル』のパクリで知られている。読み終わった後に何も残らないと言えば残らないけれど、時を忘れて一気読みできる。これ以上続きは無い、という感じのきちんと決着をつけた終わり方もいい。なのに昨年2020年に前日譚と言う形で新刊を出しやがった。がっかり。

日本語版:

② 『With the Fire on High』(by Elizabeth Acevedo)
 ドミニカ系アメリカ人の作家・詩人のエリザベス・アセヴェドによる2019年発表の第三作目のYA小説。アセヴェドは、この小説のひとつ前に出した『The Poet X(邦題:詩人になりたいわたしX)』が、全米図書賞の青少年文学部門、マイケル・L・プリンツ賞(YA文学のアカデミー賞みたいな賞)を両方受賞という快挙を成し遂げた作家。受賞後の待望の新作となったこの小説は、料理の才能があるティーンのシングルマザーの物語となっていてこちらも好評。

③ 『The Fountains of Silence』(by Ruta Sepetys)
 リトアニア系アメリカ人の歴史フィクション小説家、ルータ・セペティスによる2020年9月刊行の新作。ルータ・セペティスは、第二次世界大戦下、ソ連軍により撃沈された豪華客船ヴィルヘルム・グストロフ号の惨劇を題材にした『Salt to the Sea(邦題:凍てつく海のむこうに)』でカーネギー賞を受賞した作家。ソ連の強制収容所に入れられながらも自由のために懸命に生きたリトアニアの少女を描いたデビュー作『Between Shades of Gray(邦題:灰色の地平線のかなたに)』も日本語訳が出ている。いずれも青少年図書のカテゴリに入れられているけれど、大人の読書にも耐えうる傑作と評判。
 アマンダ・ゴーマンの本棚にあった今作は、1950年代のスペインが舞台。フランコ将軍の独裁政権下で数奇な運命をたどる二人の男女の物語になっている。

④ 『The Hate You Give(邦題:ザ・ヘイト・ユー・ギヴ あなたがくれた憎しみ)』(by Angie Thomas)
 アンジー・トーマス作の2017年の大大ヒットYA小説。2018年には同タイトルで映画化。黒人女子高生が幼なじみの死を通して体験した警察による人種間不平等、それと戦う勇気が描かれている。これ以上ないタイミングで出た一冊。この題材を知るための定番、クラシックになっていきそうな感じ。

The Hate U Give

The Hate U Give

Amazon
日本語版はこちら↓

⑤ 『Circe』(by Madeline Miller)
 アメリカ人作家マデリン・ミラーによる2018年発表の二作目の長編小説。マデリン・ミラーは、元ギリシャ語・ラテン語の教師。その専門知識(?)を活かして教師生活中に10年かけて書いたというアキレスとパトロクロスのラブ・ストーリーを描いたデビュー作『The Song of Achilles(邦題:アキレウスの歌)』がヒットした作家。今作でも、主人公はギリシャ神話やホメロスの『オデュッセイア』によく登場する女神(魔女?)キルケ。それらに登場するキルケのを現代的なテイストを加えながら再解釈し新しい物語にした作品のようです。こうして説明していてもピンと来ない、読んでみないと面白さが分からない系の本。デビュー作同様こちらも読者の評価が高く、HBO Maxでドラマ化のプロジェクトが進行中。

⑥ 『Kindred(邦題:キンドレッド―きずなの招喚)』(by Octavia E. Butler)
 故オクテイヴィア・バトラーを読んでいるとは、さすがアマンダ・ゴーマンちゃん。オクティヴィア・E・バトラーは、アメリカの黒人女性SF作家。ネビュラ賞、ヒューゴ―賞受賞、SF作家初のマッカーサー・フェロー「天才賞」受賞、まさにSF界の女王。しかし、邦訳はこの『Kindred(キンドレッド―きずなの招喚)』のみ・・・。
 バトラーは2008年に58歳で他界してしまったが、90年代の作品Earthseedシリーズ(Parableシリーズとも呼ばれる)で、「Make America great again」をスローガンに掲げる政治家が台頭する2020年代の荒廃したアメリカの近未来を描いていることから、「まるで預言者」と近年改めてその才能と先見性に再評価の声が高まっている。
 『Kindred(キンドレッド―きずなの招喚)』は、近未来ものではなく、70年代のアメリカから1800年代の奴隷制度まっさかりのアメリカに転送された黒人女性が主人公の社会派SFファンタジー。

ジェーン・グドール博士

 「最近、心が荒涼として冷え切っている・・・」、そう感じているあなた、下記の動画を観ましょう!たった1分半です! グドール博士のチームが保護した瀕死のチンパンジーのウンダが回復して自然に帰るお別れの場面。森に行きかけたウンダが戻ってきて、「ありがとう、さようなら」とでも言うように自ら博士をハグしています・・・。

www.youtube.com

 種を超えた愛と感謝の瞬間。何度観ても素晴らしい! 
 でも頼むから、あとで「私はあの”ウンダ”の中の人だった!」とかいう告発者が出てくる展開だけは勘弁してよ?
 この動画に出てくるジェーン・グドール博士は、イギリスの動物行動学者、国連平和大使。秘書としてキャリアをスタートさせながらも、研究への飽くなき情熱を持ち続けて現在の地位まで上りつめた。子供向けの伝記本でも取り上げられることが多くなってきた方。
 さて、そんなグドール博士の本棚。Jane Goodall Institute USAの動画からいただきました。あまり学者の本棚という感じがしない。普通の本好きの女性の本棚に見えます。なんだか嬉しい。

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ジェーン・グドール博士の本棚

① 『The Hidden Target: A Robert Renwick Novel』(by Helen MacInnes)
 スコットランド系アメリカ人のスパイ小説で知られる作家ヘレン・マッキネスの晩年1980年の小説。元NATOの国際諜報部員ロバート・レンウィックが活躍するシリーズの第二作目。

② 『Forrest Gump(邦題:フォレスト・ガンプ)』(by Winston Groom)
 アメリカ人作家ウィンストン・グルームの1986年刊行の、いわずと知れたもはや古典名作映画になりつつある同名映画の原作。映画とは大きく異なるが、別の良さがあると言われている。
ISBN:B004W3FIY4:detail

③ 『The Shadow of the Wind(邦題:風の影)』(by Carlos Ruiz Zafon)
 昨年2020年、55歳で病没したスペインの作家カルロス・ルイス・サフォンの世界的なベストセラーとなった代表作。少年の成長物語であり、ミステリあり、冒険ありで、幻想的で、とにかくすごい小説・・・と聞くけど、未読の私にはよくわからない。読まねば・・・。

④ 『The Inheritors(邦題:後継者たち)』(by William Golding)
 ノーベル文学賞、ブッカー賞受賞のイギリスの巨匠ウィリアム・ゴールディングの『蠅の王』の翌年1955年に発表された小説。ネアンデルタール人と人類の遭遇を描いた寓話的な作品。

⑤ 『Espresso Tales』(by Alexander Mccall Smith)
 『No.1レディーズ探偵社』などの代表作があるスコットランド人(国籍はジンバブエ人とイギリス人)の作家アレグザンダー・マコール・スミスによる2005年の小説。
 このアレグザンダー・マコール・スミスという方・・・すみません、今日までよく存じ上げなかったんですけど、この方、なんなんですかね? 
 アフリカ生まれ、大学の法学の先生をしながら児童書30冊出版、その後大人向けの本でも大成功、英語圏での売り上げは2010年の時点で累計4千万部、世界46か国で翻訳版出版。すごい作家・・・と思ったら、エディンバラ大学の医事法学名誉教授、医事法と生命倫理学の権威(元ユネスコ国際生命倫理委員会メンバー)、ボツアナ大学設立に寄与(そこで暮らして教鞭もとっている)。アマチュアミュージシャンとしての活動にも熱心で、ボツアナ初のオペラハウス創設、その初公演のためにオカバンゴ・デルタ版『マクベス』の音楽台本執筆・・・・・・まだまだあります・・・。
 とにかく一人の人に才能と業績が集中し過ぎです!! レオナルド・ダ・ヴィンチとかクイーンのブライアン・メイ並みに納得いきません!! 一体こういう人達の脳みそはどうなっちゃってるんですか? ひとつの才能にも恵まれずあえいでいる私のような人間のために、どうにかして人間の能力はばらけるようにしてほしいものです。
 話をジェーン・グドールの本棚に戻します。この『Espresso Tales』は、アレグザンダー・マコール・スミスの数あるシリーズ作品の中でも邦訳が出ていない、44 Scotland Street(スコットランド通り44番地) シリーズの二作目の本。もともとは新聞連載を本にしたもの。

 エディンバラのアパートの一室を間借りすることになったギャップ・イヤー(高校と大学の間でお休みをとること)期間中の女子を主人公に、バイト先での出来事、ルームメイトやアパートの住人の人間模様がまるでアメリカのシットコムのように描かれている小説。
 シリーズで合計14冊が発刊されている。最新刊である第14巻は昨年2020年発売! まだ続いているとは・・・アレグザンダー・マコール・スミス、現在70代、変わらず書きまくっているようです。

⑥ 『Chocolat(邦題:ショコラ)』(by Joanne Harris)
 イギリス人作家ジョアン・ハリスによる1999年の小説。アメリカで映画化権が買われ、ジュリエット・ルイスとジョニー・デップの主演で同名映画化されたことで、ハリスを一躍国際的なベストセラー作家に押し上げた一作。
 フランスのある田舎町に小さな娘を連れて越してきた謎めいた女性。彼女が突如そこで開店したチョコレート屋が古い町の人々の心を少しずつ変えてゆく・・・空腹時に読んではいけない小説。

⑦ 『Spillover: Animal Infections and the Next Human Pandemic(邦題:スピルオーバー――ウイルスはなぜ動物からヒトへ飛び移るのか)』(by David Quammen)
 これ、2012年の本なんですけど、むちゃくちゃ「今」な本ですね。『Ebola(邦題:エボラの正体)』などの著書でも知られる疫病・感染症を追い続けて来たジャーナリスト、デビッド・クアメンの著書。動物など他の種から人間へもたらされた病原体、つまり異種間伝播(スピルオーバー)の実態に迫ったノンフィクション。コロナウィルスがコウモリを介して人間に伝染したと言われている現在、改めてこの本が再注目されている。

ダニエル・カルーヤ

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ダニエル・カルーヤの本棚

 2017年にそのオリジナリティで話題をさらった映画『ゲット・アウト』に主演したことで一躍国際的な俳優となったダニエル・カルーヤ。
 2020年には、黒人社会運動家フレッド・ハンプトンの暗殺を題材にした映画『Judas and the Black Messiah(邦題:ジューダス・アンド・ザ・ブラック・メサイア)』にハンプトン役で出演、作品自体も彼の演技も高く評価され、先日のゴールデングローブ賞では助演男優賞を獲得。
 映画のプロモーションのためか、頻繁に自宅本棚の前からメディアにリモート出演してくれました。本棚画像はジミー・ファロンのトークショー出演時の映像からいただきました。

① 『The Source of Self-Regard: Selected Essays, Speeches, and Meditations』(by Toni Morrison)
 ピューリッツァー賞、アメリカ人で黒人初のノーベル文学賞などの栄誉をほしいままにした現代アメリカ黒人文学の母、トニ・モリスン。この本には、エッセイやスピーチなど、小説以外の彼女の言葉を収録されている。カルーヤにとって大切な本なのか、どの出演映像でも本棚の一番よく見えるところに置いてある。

② 『As A Man Thinketh(邦題:「原因」と「結果」の法則)』(by James Allen)
 1902年発表以来読み継がれているイギリス人作家ジェームズ・アレンによる自己啓発書の古典。アマゾンの商品紹介ページによると「聖書に次いで一世紀以上ものあいだ多くの人々に読まれつづけている、驚異的な超ロング・ベストセラー」だそうですが・・・・・・読んだことありません、ごめんなさい。
 自己啓発書、私の場合は読んでいる間は「目から鱗!そうだったのか!」とすぐ啓発されるのですが、次の日から元の悶々とする自分に戻ってしまい何も変わらないという・・・。でも、この本は非常にコンパクトな分量ですぐ読み終わる、とのことなので一度手にとってみてもいいかもしれません。

ISBN:B01IOFNLTY:detail

③ 『Afeni Shakur: Evolution Of A Revolutionary』(by Jasmine Guy)
 アメリカ西海岸ヒップホップ界のレジェンドであり、ヒップホップ界の東西海岸闘争の犠牲となって殺害された2パック。2パックの短い生涯もすごいけど、その母アフェニ・シャクールも激動の人生を送った女性だった。当時は少なかった女性社会活動家で、元ブラックパンサー党員。そんなアフェニ・シャクールと親交があった女優・シンガーのジャスミン・ガイが著作したアフェニの伝記本。
ISBN:B003L77WNW:detail

④ 『Neal Preston: Exhilarated and Exhausted』(by Neal Preston)
 ロックを追い続けたフォトグラファー、ニール・プレストンの写真集。レッド・ツェッペリン、クイーン、ブルース・スプリングスティーン、ザ・フー、ローリング・ストーンズ、ガンズ、マイケル・ジャクソン(・・・ロック??)などなど、ロックとアートが融合した一冊。
ISBN:1909526452:detail

⑤ 『The Far Field』(by Madhuri Vijay)
 インドで最高の文学賞であるJCB文学賞(カード会社JCBとは関係無い)を2019年に受賞したマドゥリ・ビジャイのデビュー小説。母を失った若い女性が、自分と母の過去に深く関わっていると思われる人物を探りにカシミール地方に旅立つ。自己発見の旅のはずがそこで待っていたものは・・・。
ISBN:B07J9P7Y3Z:detail

⑥ 『The Photographs of Ron Galella 1965-1989』(by Diane Keaton (Author), Steven Bluttal (Editor))
 元祖パパラッチとして名高い(悪名高い?)、巨匠カメラマンのロン・ガレラの写真集。故ケネディ大統領夫人への執拗な撮影攻勢で訴訟を起こされたり、しつこいパパラッチぶりで成果を上げた彼の写真は、今では60年代・70年代の貴重な記録として扱われている。本書に掲載されているパパラッチ写真も、シナトラ、プレスリー、シェール、エリザベス・テイラー、マーロン・ブランド、ロバート・レッドフォード、ミック・ジャガーなどなどなどなどすごい顔ぶれ。

ジャレッド・レト

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『ケリー&ライアン』出演中のジャレッド・レト

 デンゼル・ワシントン、ラミ・マレック、ジャレッド・レト・・・と豪華メンバー共演作となった映画『The Little Things(邦題:ザ・リトル・シングス)』のプロモーションのためか、パンデミック中もメディア露出が多かった俳優ジャレッド・レト。自宅映画撮影のため滞在している住居の同じ本棚の前から、リラックスしたイエス・キリスト様のようにリモート出演していた。
(※追記:ファンの方から、「LAの自宅ではなく、おそらく映画撮影のために一時滞在しているネヴァダの住居からのリモート出演」というご指摘をいただきましたので訂正しました。道理で家具が簡素。ご指摘ありがとうございます。)
 本棚の中が結構スカスカだったり、毎回微妙に本が変わっていたり、棚自体も庶民的だったり(IKEAのKALLAXシリーズじゃないの?これ)、演出されていない生活感と「本の虫ってわけじゃないけどまあ読んでいる」という人物像を感じた。
 さてその本棚の中身ですが・・・

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ジャレッド・レトの本棚

 ほんとごめんね、こんな場面をキャプチャして。でも、本棚全体が一番よく映っている瞬間だったのよ。というか、ジャレッド・レト、あなた何をやってるの? ジミー・ファロンのトークショーで30秒対決なるゲームをやらされているんだけど、こんなキャラだっけ・・・? 
 なんかこう・・・神秘的な性格俳優のイメージがガラガラと崩れていくような感じもありますが、本棚がなかなか素敵で応援したくなる俳優さん。

① 『Inquire Within』(by In-Q)
 ソングライター、作家、詩人のIn-Q(アダム・シュマルホルツ)の詩集。
ISBN:B0847PBTBH:detail

② 『American Dirt(邦題:夕陽の道を北へゆけ)』(by Jeanine Cummins)
 2020年のベストセラー。メキシコ・アメリカ間の国境を越えようとする移民たちの命がけの逃避行を描いたフィクション。これほんとに読んでいる人多いですね。ジョン・グリシャムの本棚にもあったっけ。詳細は拙者の記事をどうぞ。
blog.the-x-chapters.info

③ 『Mastery(邦題:マスタリー: 仕事と人生を成功に導く不思議な力)』(by Robert Greene)
 著者ロバート・グリーンは、その博識を元に著した権力や戦略に関するビジネス自己啓発書『The 48 Laws of Power(邦題:権力に翻弄されないための48の法則)』が、その腹黒くえげつない内容で大ヒットした作家。この本では一転まじめに、天職・天命を全うし「Mastery(熟達)の境地」に至った偉人や成功者たちに共通する何かを探り、読者の人生に役立つ方法を提示しているらしい。
 そんな方法があるなら中学か高校の必修授業にしてくれ!遅いんだよ!とミッドライフ・クライシスまっただなかの私は叫びたい。今から読んでも間に合うかしら。

④ 『Outlawed』(by Anna North)
 2021年1月に出たばかりの新しい本、リース・ウィザスプーンのブッククラブの1月選書。こんな新刊も手にとっているとは。ドラマ化プロジェクトが進行中というし、もしかして出演のオファーでも来てる?
 1800年代のアメリカ、魔女狩りの魔の手から逃れるべく西部の無法者になった17歳の主人公。男性優位社会の中、困難に立ち向かって勇敢に生きる女子の西部劇。一気読みできるドキドキハラハラな小説になっている模様。
ISBN:B08BC86HWW:detail

⑤ 『Furia』(by Yamile Saied Méndez)
 こちらもリース・ウィザスプーンのブッククラブの選書(2020年9月のYA部門)。同業者の俳優ということでリースをリスペクトしているのか。
 2020年に高く評価されたYA小説、アルゼンチンを舞台に、女子サッカーで世界に飛びだして活躍したいという夢を持つ少女の葛藤を描いた小説。
ISBN:B085197F9G:detail

⑥ J・D・ロブのイヴ&ロークシリーズ(In deathシリーズ)のどれかと、ジャック・ライアン・シリーズのどれか
 ロマンス小説の大家ノーラ・ロバーツが別名義J・D・ロブで書いているSF近未来ロマンティック・サスペンスの長寿シリーズのうちのどれかであることは間違いない。タイトルが『___ in death』だから。2020年に出た『Golden in death』? シリーズのタイトルが50冊くらいあって多過ぎて確定できず。すごいな、ノーラ・ロバーツ。寝ないで書いてるんじゃないの?
ISBN:B07T1P24CH:detail
 隣にあるのは、昨年2020年に出たジャック・ライアンものの新作トム・クランシー(マーク・キャメロン)の『Shadow on the Dragon』に見えるけど、確定できず。
ISBN:B0852PJ2TJ:detail

 なんかジャレッド・レトの④⑤⑥は、もしかして奥さんとかガールフレンドの本も混じっている?というような感じもありますね。

 なんにしろ、今回捜査させていただいた御四方の充実した本棚に打ちのめされました。充実した本棚は充実したお仕事ぶりに繋がっている感じがします。なんかますますものすごく猛烈に熱烈に、本が読みたくなってきませんか!?

 それでは、本棚探偵、また会う日まで! 

 次回は、あなたの本棚が狙われる・・・かもしれない・・・・・・

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